リヴァプールを率いるアルネ・スロット監督が、長期離脱となったU-19イタリア代表DFジョヴァンニ・レオーニに言及した。26日、クラブ公式サイトが伝えている。


 今夏にパルマからリヴァプールに加入した現在18歳のレオーニは、23日に行われたカラバオ・カップ3回戦のサウサンプトン(2部)戦に先発出場して、リヴァプールデビューを果たすと、試合は2-1で勝利を収めたが、レオーニは堅実なプレーを見せていた中で81分に負傷交代を余儀なくされた。

 左ひざの状態を確認するために詳しい検査を受けていたレオーニだが、スロット監督は「良い状態ではない。なぜなら、彼は前十字じん帯を断裂し、1年間の離脱となるからだ」と報道されていた通りに長期離脱となることが確定したことを明らかにした。

「こんなに若く、新しい国に来て、初めての試合であんなにいいプレーをしていた。前向きに捉えることは本当に難しいことだ。ポジティブな面などない。でも、常にポジティブな面を見ようと努めている。彼はまだ若いし、あんなひどいケガから復帰してもまだ何年もあるだろう」

 また、チームメイトに同様のケガから復帰した選手がいることはレオーニの助けになるかと聞かれたスロット監督は「間違いなく役立つと思う。フィルジル(・ファン・ダイク)やジョー(・ゴメス)の例があるし、世界中にも多くの例がある」と復活に期待を寄せた。

「だからこそ、彼がまだ18歳で多くの時間があるという点がプラスだと言った。引退間近にこのようなケガをしたら、おそらくもっと大変なことになる。どちらの状況も理想的とは言えないけどね。
一番大切なのは手術を行う外科医であり、次に彼と一緒に回復、リハビリを行う医師だ」

「しかし、同じような経験をしてきた選手たちと一緒にリハビリができることはいつも素晴らしいことだ。彼らはあらゆる瞬間に適切なエネルギーを与えてくれるかもしれない。そして、選手たちはこの2日間ですでに彼に対して多くの思いやりを示してくれた。彼らは来年もその姿勢を崩さないだろう」
編集部おすすめ