かつてアーセナルのアカデミーでプレーしていた21歳のFWビリー・ヴィガーが、試合中の悲劇的な事故によって死亡したとのこと。

『BBC』によれば、チチェスター・シティに所属していたヴィガーは、先週土曜日に行われたイスミアンリーグ・プレミアディヴィジョン(7部)のウィンゲイト&フィンチリー戦でプレーしていた際、頭部に大きな衝撃を受けて脳損傷を負ったという。

メディアの報道内容では、ピッチの付近にあったコンクリートの壁に激突したためだと伝えられていると同時に、クラブはまだそれを認めていないとも書かれている。

事故は前半に早い段階で発生し、『The SUN』によれば15分、『Guardian』によれば13分に試合は中断されている。ヴィガーは救急隊員による治療を受けた後、ヘリコプターで病院へ搬送されている。

彼は人工的な昏睡状態に置かれたあとで医師による手術を受けたものの、残念ながらそのまま意識を取り戻すことはなく、25日の朝に息を引き取ったとのことだ。

ヴィガーは14歳でアーセナルに加入したストライカーで、2022年7月には若くしてプロ契約を結んだ。その後ダービー・カウンティとイーストボーンへのローン移籍を経験し、一時はアーセナルのU-21カテゴリまで昇格していた。

しかしトップチームへの昇格はかなわず、2024年に退団。ノンリーグのヘイスティングス・ユナイテッドでのプレーを経て、7部のチチェスター・シティへと加入していた。

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