フランクフルトのトップメラー監督 Photo/Getty Images
幼少期からの憧れ
ブンデスリーガで評価を高めているアイントラハト・フランクフルトのディノ・トップメラー監督が、成績不振に喘ぐマンチェスター・ユナイテッドの次期監督の座に意欲を示した。ルベン・アモリム監督は、今シーズン開幕から33年ぶりの最悪のスタートを切り、解任論が浮上していたが、チェルシー戦での勝利でひとまずその議論は鎮静化している。
トップメラーは『BILD』に対し、幼少期からの夢としてユナイテッドの指揮官を務めたいと語っている。同指揮官は「子どもの頃、いつも一つのチームでコンピューターゲームをしていた。それがマンチェスター・ユナイテッドだ」と述べ「いつかそうなれば素晴らしいだろう。なぜなら、それは素晴らしいクラブだからだ」と強い憧れを表明した。
トップメラーは、昨シーズンにフランクフルトを3位に導き、今シーズンも主力選手を放出しながらも、チャンピオンズリーグ初戦でガラタサライを5-1で粉砕するなど、その手腕は評価されている。一方、ユナイテッドは共同オーナーのサー・ジム・ラトクリフがアモリムと直接会談を行ったが、ファブリツィオ・ロマーノ氏によると、現時点では解任の動きはないという。
しかし、アモリムが「システムのせいではない」と主張する一方で、チームは結果を出し続ける必要があるというプレッシャーに晒されている。トップメラーのこの発言は、ユナイテッドのベンチが空くのを虎視眈々と狙っていることを示している。この夢が実現するのか、今後のアモリムの去就と併せて、注目していきたい。