プレミアリーグ第6節が27日に行われ、リーズとボーンマスが対戦した。

 ホームのリーズは昇格組ながらここまで2勝を記録。
第2節でアーセナルに5失点大敗を喫して苦しむかと思われたが、前節はウルヴァーハンプトンに勝利を収めて現在12位に位置している。対するアウェイのボーンマスもここまで2勝。前節はニューカッスルを相手にスコアレスドローに終わっていた。なお、リーズの日本代表MF田中碧はベンチスタートとなった。

 ボーンマスが押し込む立ち上がりとなった中、徐々に盛り返しシュートを増やしていったリーズが18分に最初のビッグチャンス。こぼれ球を味方がシュートすると、ボックス内にいたドミニク・カルヴァート・ルーウィンがシュートもGKジョルジェ・ペトロヴィッチがセーブ。19分にはボックス内でブレンデン・アーロンソンがバイシクルで繋ぐと、カルヴァート・ルーウィンが頭で押し込もうとしたが、力無くセーブされてしまう。

 すると先手を奪ったのはボーンマス。26分、ボックス手前でFKを獲得すると、アントワーヌ・セメンヨが低いボールを力強く蹴り込むと、壁の後ろで寝ていたアーロンソンの横を抜いてネットを揺らした。

 押し込んでいたボーンマスが先制した試合だったが37分にリーズが同点に追いつく。左CKを獲得すると、ゴール前への正確なクロスをボックス内でジョー・ロドンがヘッド。これが決まり、リーズが前半のうちに同点に追いつく。


 1ー1のタイスコアでスタートした後半。リーズは攻め込んでいく中、54分にボックス左を攻めるとガブリエル・グドムンドソンが粘った中で、パスを受けたノア・オカフォーが強引にシュート。こぼれ球を最後はショーン・ロングスタッフが右ポストを叩くシュートを蹴り込み、リーズが逆転に成功した。

 逆転に成功したリーズは、攻撃の手を緩めず。ボーンマスがボールを握りながらも、リーズが倍以上のシュートを放つなど、完全に主導権は握らせない。すると87分には田中を投入。右サイドに入り、クローザーとして復帰後2試合連続での出番を得ることとなった。

 リーズは今季3勝目が近づいていた中でアディショナルタイムに失点。田中のファウルでボーンマスにFKを与えると、その流れから最後は途中出場のイーライ・クルーピがボレーで蹴り込み、ボーンマスが少ないチャンスを活かして同点に追いつくことに成功する。

 残り時間が少ない中で、ボーンマスは最後までゴールに迫ったもののリーズは体を張って守り切りタイムアップ。スタッツでも大きく上回っていたリーズは、勝利目前での手痛い引き分けとなってしまった。

【スコア】
リーズ 2ー2 ボーンマス

【得点者】
0ー1 26分 アントワーヌ・セメンヨ(ボーンマス)
1ー1 37分 ジョー・ロドン(リーズ)
2ー1 54分 ショーン・ロングスタッフ(リーズ)
2ー2 90+3分 イーライ・クルーピ(ボーンマス)
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