セリエA第5節が27日に行われ、ユヴェントスとアタランタが対戦した。

 ホームのユヴェントスは開幕からのリーグ戦3試合すべてに勝利したものの、その後はチャンピオンズリーグ(CL)のドルトムント戦、前節のヴェローナ戦といずれもドロー。
ここでもう一度弾みをつけたいところ。対するアタランタは開幕からの2試合を引き分け、その後は連勝。無敗チーム同士の一戦となった。

 試合は立ち上がりからユヴェントスがボールを支配し、得点の気配を漂わせていくが、アタランタの守備を崩し切ることができないまま試合が進む。一方、アタランタも目立った決定機を作ることができない。

 スコアが動いたのは前半アディショナルタイム1分だった。アタランタのカマルディーン・スレマナが敵陣でボールを奪い、そのままドリブルでボール持ち運ぶと、ボックス内から左足で鋭いシュートを突き刺し、アタランタに先制点をもたらした。

 後半もユヴェントスが試合のペースを握っていくが、なかなかチャンスまで持っていくことができない。イゴール・トゥドール監督は、58分にドゥシャン・ヴラホヴィッチとウェストン・マッケニー、64分にはエドン・ジェグロヴァとジョアン・マリオ、76分にもフアン・カバルを投入し、勝負に出る。

 すると78分、途中出場のカバルがボックス内でこぼれ球を押し込み、遂にユヴェントスがゴールをこじ開けた。直後の80分には、マルテン・デ・ローンがこの試合2枚目のイエローカードを提示され、アタランタが10人での戦いを余儀なくされる。

 逆転へ猛攻を仕掛けるユヴェントスだったが、得点は生まれず。
ユヴェントスとアタランタの一戦は1-1のドローという結果に終わり、勝ち点「1」を分け合うことになった。

 ユヴェントスは10月1日のCLリーグフェーズ第2節でビジャレアル戦に臨み、10月5日の第6節でミランと対戦。一方のアタランタは、30日のCLリーグフェーズ第2節でクラブ・ブルッヘ戦に臨み、10月4日の第6節でコモと対戦する。

【スコア】
ユヴェントス 1-1 アタランタ

【得点者】
0-1 45+1分 カマルディーン・スレマナ(アタランタ)
1-1 78分 フアン・カバル(ユヴェントス)
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