リヴァプールに所属するフランス代表FWウーゴ・エキティケが新天地での定位置争いについて言及した。29日、イギリスメディア『BBC』がコメントを伝えている。


 昨シーズンにフランクフルトで得点を量産したエキティケは、複数クラブからの関心が報じられた中、今夏にリヴァプールへの完全移籍を決断した。シーズン開幕に先立って行われたFAコミュニティシールドでいきなりネットを揺らすと、プレミアリーグではここまで5試合に出場し3ゴールをマーク。カラバオカップ3回戦では得点後にユニフォームを脱いで退場処分になるという大失態を犯したものの、新天地でここまで8戦5発と存在感を放っている。

 そんなエキティケだが、強力な“ライバル”の存在によりアルネ・スロット監督率いるチームでのスタメンの座は確約されていない。リヴァプールは今夏の移籍市場でイギリス史上最高額の1億2500万ポンド(約250億円)でスウェーデン代表FWアレクサンデル・イサクを獲得。エキティケはニューカッスルで公式戦通算109試合出場62ゴールという成績を残した大型ストライカーとセンターフォーワード(CF)の定位置を争うこととなっている。

 リヴァプール移籍の決断を「リヴァプールはプレミアリーグのチャンピオンであり、素晴らしい選手を擁し、素晴らしい歴史がある。僕にとって良い選択だったと思っているよ」と振り返ったエキティケは、プレミアリーグでの実績豊富なイサクとの定位置争いについて次のように語っている。

「一つのビッグクラブにストライカーが一人だけということは考えられない。そして、この年齢でもまだまだ改善すべきことや学ぶべきことがたくさんある。だから、彼(イサク)がここにいてくれるのは良いことだと思っている。(一緒にプレーできるかについては)監督が決めることであり、僕の問題ではない。
でも、僕は1トップでも2トップでもプレーしてきたから、一緒にプレーするとなれば様々なことができると思う」
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