今夏の移籍市場で大型補強に成功したアーセナルだが、現在は最終ラインを支えるフランス代表DFウィリアン・サリバとの契約延長交渉を進行中。移籍市場に精通するイタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏によると、すでにすべての書類への署名が完了しており、2030年6月30日までの新契約締結が近日中に正式発表される見込みだという。
そんなアーセナルは次なる優先事項として、サリバとともにチームを支える“大黒柱”サカとの契約延長を画策しているようだ。アンドレア・ベルタSD(スポーツディレクター)らは交渉を本格化させるべく準備を進めており、チーム内最高給を提示する見込みだという。現行契約を2027年6月末まで残すサカも慣れ親しんだクラブでのキャリア継続に意欲的で、近日中に合意に至る可能性もあると報じられている。
現在24歳のサカはアーセナルの下部組織出身で、2018年11月に17歳でトップチームデビューを飾った。ミケル・アルテタ監督の下で世界でも指折りの右ウイング(WG)に成長すると、ここまで公式戦通算268試合に出場し71ゴール71アシストをマーク。ノルウェー代表MFマルティン・ウーデゴーアの欠場時にはキャプテンマークを巻くなど、チームの中心選手として活躍している。
なお、アーセナルはここ数カ月間でブラジル代表DFガブリエウ・マガリャンイス、イングランド代表DFマイルズ・ルイス・スケリー、U-21同国代表MFイーサン・ヌワネリと新たな長期契約を締結。現スカッドの中核を担う選手の中長期的な未来を確保している。