現役時代、ルーニー氏は世界有数のストライカーとして名を馳せた。当然、試合のたびに名だたるDFから厳しいマークに遭ったが、それでもマンチェスター・Uを含む在籍4クラブで公式戦通算764試合に出場して313ゴール167アシストを記録。あらゆる攻撃スキルを高次元で揃えた万能型のアタッカーは、2021年1月15日に現役引退を発表するまで常に対戦相手にとっての脅威で在り続けた。
『BBC』によると、同メディアのポッドキャスト番組『ウェイン・ルーニー・ショー』の最新版で、ルーニー氏はかつて対峙したDFと現代サッカーのDFを比較。「今の時代のDFは私が対戦した選手たちほど優秀ではない」と語り、自身が選ぶ歴代DFトップ5を明かした。
ルーニー氏は元イタリア代表DFアレッサンドロ・ネスタ氏、元ポルトガル代表DFリカルド・カルヴァーリョ氏、元イタリア代表DFパオロ・マルディーニ氏、元スペイン代表DFジェラール・ピケ氏、そしてイングランド代表で同僚だったDFジョン・テリー氏を挙げた。マンチェスター・Uのエースとチェルシー(イングランド)の鉄壁守備者として幾度となく相対したテリー氏について、ルーニー氏は「間違いなく最高だ。彼と対戦するのは本当に大変だった」と回顧。「彼は近づくだけで傷つけるようなタイプのDFだったね。故意ではなかったと思うが、いつも何かを残していくタイプだった」とも語っている。