クリスタル・パレスがオリヴァー・グラスナー監督との契約延長を画策しているようだ。12日、『BBC』や『スカイスポーツ』など複数のイギリスメディアが伝えている。


 2024年2月にクリスタル・パレスへやって来たグラスナー監督。かつてフランクフルトをヨーロッパリーグ(EL)制覇に導いた知将はイングランドの地でも手腕を発揮しており、昨シーズンのFAカップを制覇すると、公式戦19試合無敗というクラブ史上最長記録を樹立。今シーズンのプレミアリーグでもここまで3勝3分1敗の6位とまずまずのスタートを切っており、9月の月間最優秀監督に選出された。

 そんなグラスナー監督だが、クリスタル・パレスとの現行契約は2026年6月末で満了に。ルベン・アモリム監督の下で不安定な戦いが続くマンチェスター・ユナイテッドからの関心も噂されるなど、今シーズン終了後の去就には注目が集まっている。

 報道によると、クリスタル・パレスはグラスナー監督との契約延長に向けて動いているとのこと。今夏の初めに提示した条件では合意に達していない模様だが、クラブのスティーブ・パリッシュ会長は「初期段階の交渉を行った。我々はオリヴァーを残留させたいと考えている」と明言。その上で次のように言葉を続けているという。

「我々は新たなチームを築き上げている。オリヴァーは自分の仕事を楽しんでいるが、重要なのは適切な条件が整っていることだと思っている。彼は勝利を望んでいるし、それこそがサッカーに関わっている理由だ。
だからこそお互いの利害が一致すれば、何かを実現させることができると期待しているよ」

 昨シーズンからは日本代表MF鎌田大地もプレーしているクリスタル・パレス。チームが好調を維持する中、グラスナー監督との契約延長は実現するのだろうか。
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