ドッキリ番組出演に母から「よくやったぞ」
――昨年、辻野さんには1st写真集『Kanami Tsujino』発売の際にお話を聞きましたが、その後、『週刊スピリッツ』の表紙にも登場されていましたね。辻野かなみ(以下、辻野):すごくうれしくて、自分が表紙の号の発売日に何軒もコンビニを回って。何冊か買ったあとに、まだ残っているぶんを目立つところに置いてみたりしました(笑)。
――今年の1月末には『芸能人が本気で考えた!ドッキリGP』(フジテレビ系)にて、吉川さんがドッキリを受けての変顔でスタジオを沸かせていました。反響はいかがでしたか?
吉川ひより(以下、吉川):テレビのドッキリを受けたのは初めてだったんですけど、『ドッキリGP』はいつも見ている番組で、いつかドッキリをかけられたいと思っていたので、夢が叶いました!
じつは家で、カメラもないのに妹からよく驚かされているんです。そうやって家でリアクションを鍛えてきたかいがありました(笑)。オンエアを家で見たお母さんも「よくやったぞ」って褒めてくれましたね。
ドームや新国立競技場に立てたら

吉川:いろいろあるんですけど……。私はやっぱりピザーラさんのTVCMに出られたのがうれしかったです。みんなでいつかTVCMをやりたいよねっていい続けてきたので、まさかあの「ピザーラおとどけ♪」を自分たちが言えるなんて。曲がバズって知名度が上がったからこそ叶った夢だと思います。
あとラジオでシンガーソングライターのコレサワさんとお話しできたのもすごくうれしかったです。以前からずっと大好きで、曲を書いてほしいとお願いしたんですが、その後『最上級にかわいいの!』を書いていただけて。
辻野:私は去年、さいたまスーパーアリーナのワンマンライブをソールドアウトにできたのがうれしかったです。アイドルを始めた頃から、いつか先輩たちが立っている大きな会場でライブをしたいと思ってきたけど、そこまでの道のりは長くて。2000人規模の会場でもソールドアウトにできないことが多かったんですよ。なかなか厳しい現実を感じていたからこそ、アイドルの原点であるライブで結果を残せたのがうれしいです。
――大箱であるさいたまスーパーアリーナを埋めた次の目標はありますか?
辻野:たくさんのファンの方たちを集められるようになったことで少し自信もついて、ここで止まれない、もっと先を目指していきたいって気持ちになりました。ドームや新国立競技場に立てたら、また一気に景色が変わるんじゃないかって思います。
2020年にさいたまスーパーアリーナで無観客のライブをやったとき、絶対にまたここに帰ってきたいと思って、それを4年越しに叶えられた。私がアイドル活動をしてきたなかで幸せな時間がいっぱいあったけど、あのライブが一番幸せな時間のひとつです。
杏ジュリア(以下、杏):私もさいたまスーパーアリーナのライブがうれしかったです! これまでライブを重ねてきたなかで、急にがつんと大きい会場になったのは2022年の幕張メッセでした。天井までつきそうなくらいたくさんの方たちからペンライトを振ってもらった感動が大きかったのを覚えていて。
あともうひとつ、私は去年で20歳になったんですけど、昔から10代から20歳になる瞬間が怖かったんです。

箱ティッシュを見た瞬間に湧いた実感

本番前は関わってくださったスタッフさんたちがたくさん応援しにきてくださったりして、みなさんの愛情を感じた瞬間です。あと、Mステに出ると箱ティッシュをもらえるんですけど、あれは非売品で出演しないとゲットできないものなんです。あのティッシュを見た瞬間、「Mステに来たぞー!」って実感が湧きました(笑)。
――メンバーによって加入時期は様々ですが、結成から10年経って成長した部分もあるかと思います。自分で成長したと思う部分と、周りから見ておとなになった、変わったと思う部分を教えてください。例えば辻野さんは、写真集インタビューの際に、自分で朝起きれるようになったのが成長した部分だと語っていました。
吉川:かなみんは、最年長なのでずっとお姉さんだなって感覚はありますけど、自分が使ってない机でも、汚れていたらきれいにしてくれたりするところは、大人だなって思います。
辻野:それは確かによくやってるかも。
吉川:私は今年の1月で事務所に入ってから10年経ったんですけど。
杏:最近のひよりん、すごく大人になったと思う。精神年齢が上がった。
菅田:わかる。去年の半ばくらいから、見た目も大人っぽくきれいなお姉さんになった気がする。
吉川:たしかに、自分の見た目についてあんまり考えてない時期がながかったかも。どーんと重い前髪を変えて、髪の色とかメイクも少しずつ変えてきて、自分の似合う方向が見つかったのかもしれないです。

一番近くに来てしまったファンの気持ち
杏:私はちょっと違う意味で大人になったと思うことがあって。昔は、新しい裁縫セットやバッグを買ったとき、本当にうれしくて、箱を開けて眺めてふふって笑って踊ったり、友達とあそびにいく1週間前からうきうきしたりって気持ちがだんだんと薄れてきちゃった気がするんです。ちょっと大人になっちゃったなって感じ。吉川:ジュリアは最近、自分の意見を言えるようになってきたよね。
菅田:この前の生誕生配信のときも、たくさん話して自分らしさが出てた。
杏:少しずつ素を出せるようになってきたんです。とき宣に入る前からとき宣に憧れていて、たくさん動画を見たり、曲を聴いたりしていたので。入ったばかりの頃は、一番近くまで来てしまったファンみたいな気持ち(笑)。自分の殻を破るのに時間がかかっちゃいましたね。
吉川:あきちゃんはめちゃポジティブになったよね。
菅田:自分でもそう思う! 超ネガティブだったから。身の回りの出来事に対してじゃなくて、自分の技術とかビジュアルに対してネガティブになることが多かったんです。MVの撮影中に、みんなのリップシーンのどアップ映像がかわいく撮れてるのに、私は大丈夫かな……って心配になったりして。

菅田:最近は少しずつ自分のことを受け入れられるようになって、全体的にポジティブになってきた気がします。
吉川:近くでいつも、「かわいいよ」って言い続けてきてよかったです(笑)。
シンガポールで起きた驚きの出会い

辻野:旅行が大好きで、短い休みなら日帰りで行っちゃうくらい。ずっと同じところにいると視野が狭くなる気がして、新しいものを見たり、食べたことがないものを食べてみるとき、心がときめきますね。いまお休みがあったら、鹿児島の与論島に行ってみたいです。
そういえば以前、ひよりんとシンガポールに行ったとき、日本好きのインドネシアの女の子から「写真を撮ってください」と言われたんです。私達のことを知ってるわけではなかったけど、試しにスマホで『最上級にかわいいの!』の動画を見せてみたら、「知ってる!」とその場でひとりで歌って踊ってくれたんです。曲が広まってると実感して、すごくうれしかったですね。
吉川:あれはうれしかったよね。

杏:推しのグッズをゲットした瞬間にときめきます。今の三次元の推しは永野芽郁さんで、カレンダーやパーカー、ロンT、バッグとかのグッズが家に届いたときはすごくうれしいです。あ、でも去年永野さんと初めて番組で共演させていただいて、その気持ちをお伝えしたんですけど……。お話した瞬間は幸せだったけど、そのあと、永野さんの大事な時間を消費してしまったことを心から後悔して、しばらくしょんぼりしてました。
ちなみに、声優さんの推しは佐倉綾音さん。最近、漫画『五等分の花嫁』を読み直して、やっぱり四葉(アニメで佐倉が演じたキャラ)がかわいい~って思いました!
【超ときめき♡宣伝部】

<撮影/鈴木ゴータ 取材・文/森ユースケ ヘアメイク/原田琴実 中尾璃代 スタイリング/池田めぐみ 衣装協力/アース ミュージック&エコロジー トーキョー 東京ソラマチ R1000(emsexcite,RETROGIRL)>