筆者はLINE公式サービスにて計1万件以上のチャット恋愛相談を受けてきました。
さて、今回は普通のサラリーマンがグラビアアイドルと関係を持つことができたという、ウソのような本当のエピソードをご紹介します。
※この記事は本人の許可を得て掲載しています。ただし、プライバシー保護のため実際のエピソードから一部変更しています。
ガールズバーに1人で飲みに来ていた美人
某メーカーに勤める田中将司さん(仮名・32歳)。イケメンというわけではないのですが、学生時代にラグビーをやっており体格がよく、体育会系ノリで飲み会を盛り上げるのが得意だったこともあり、恋愛経験は「そこそこあった」そうです。「ある日、男2人でガールズバーに行ったら、きれいな女性が1人で飲んでました。その美人さんは“かわいい女の子と話すのが楽しくて好き”らしく、よくその店にも来ていたそうです。
普段はガールズバーで他の客と話し込んだりはしないのですが、僕とその美人さんは“ショートボブで背の低いハスキーボイスの子が好き”という、女の子の好みがドンピシャでカブッていて、それで意気投合。その日は連絡交換とかせずに別れたのですが、数週間後にたまたま同じ店でまた会って、LINEを交換しました」
田中さんはその真琴さんというアラサー美人のことを、「気の合う友達」枠として考えていたんだとか。
「真琴ちゃんへの恋愛感情がゼロだったかと言えばウソになるんですけど(笑)、めっちゃ美人だからヘタに口説いても相手にされないだろって思って、だったら友達として繋がっておいたほうがいいなって。
それでLINEのやりとりをしているうちに、僕がいろいろなジャンルの飲食店に詳しいことから、『友達がジビエ食べたいらしいから美味しいお店に連れてって』とお願いされて、僕と真琴ちゃんとその女友達の3人で行くことになりました」
衝撃事実「私も優菜もグラドルなんです」
真琴さんが連れて来た女友達・優菜さんは少し年下の20代後半の女性。顔はかわいい系で、しかもバストサイズが大きいというギャップがあり、レベルの高さに驚いたといいます。「レベルの高い子のまわりにはレベルの高い子が集まるんだなぁ、ぐらいにしか思ってなかったんですけど、ジビエ食べながらお酒を飲んでるうちに、真琴ちゃんと優菜ちゃんが仕事の話をし始めました。
その会話のなかに『撮影会』とか『DVD発売』なんて言葉がぽんぽん飛び交っていて、“ん?”ってなって。僕の不思議顔に気付いた真琴ちゃんが、さらっとこう言ったんですよ。『あ、そういえば言ってなかったっけ? 私も優菜もグラドルなんです』って……!!」
20代後半の売れないグラドルと何度もデート

グラドルと言ってもテレビにはほんとど出たことがなく、出演したときも深夜番組に何人もグラドルが出るなかの1人といった扱いだったらしく、真琴さんも優菜さんも芸能人としては全然売れていなかったんだとか。けれど、DVDやデジタル写真集を何作か発売しており、れっきとしたグラビアアイドルであることは事実だったそうです。
「僕的に優菜ちゃんはかなりタイプだったんですけど、どうせ相手にされないだろうなと思ってました。でも、肉好きの彼女のほうからLINE交換したいって言ってきてくれて、それから今度は2人で塊肉のポークステーキとかラムチョップの美味い店とか、食べに行くようになったんですよ」
田中さんは優菜さんに恋してしまったらしく、彼女の誕生月にディナーと宿泊がセットになっているホテルデートに誘ったところ、あっさりOK。
「ホテル最上階の夜景が見えるレストランで飲み食いして、その後は……部屋に戻ってベッドイン。一晩中何度も何度も優菜ちゃんのグラマラスボディを堪能しました。僕はもう彼女に本気になってたんで、ちゃんと関係をはっきりさせたくて、翌朝のチェックアウトの前に『好きだから付き合ってほしい』って伝えたんです」
意を決してグラドルに告白……その結果は!?
意を決して正式に告白した田中さん。しかし、優菜さんは顔を曇らせて、困り顔で……。「『いまの仕事が大好きだし大事だし、田中さんのことは友達だと思ってたから、ごめんなさい』って、断られちゃいました。彼女も僕の気持ちを受け入れて一夜を共にしてくれたのだと思ってたので、ショック大きかったです。
なんていうか、アイドルはみんな貞操観念が高くてチャラいワンナイトなんてしないだろうって、勝手に思い込んじゃってて。だから“大人の関係”になれたってことは、優菜ちゃんも僕のことが好きで付き合うつもりだって、ちょっと自信があったんですけど、見事に玉砕しましたね(苦笑)」
その後、優菜さんとは疎遠になってしまったものの、真琴さんとはいまでも飲み仲間として続いているとのこと。田中さんは失恋で傷心していましたが、普通のサラリーマンがグラドルと“大人の関係”になれたというのはかなりのミラクル。このウソのようなガチ話を、羨ましいと感じる男性は多いことでしょう。
<文/堺屋大地>
【堺屋大地】
恋愛をロジカルに分析する恋愛コラムニスト・恋愛カウンセラー。本連載意外に『SmartFLASH』(光文社)でドラマコラム連載、『コクハク』(日刊現代)で芸能コラム連載。そのほか『文春オンライン』(文藝春秋)、『現代ビジネス』(講談社)、『集英社オンライン』(集英社)、『週刊女性PRIME』(主婦と生活社)、『女子SPA!』(扶桑社)などにコラム寄稿。LINE公式のチャット相談サービスにて、計1万件以上の恋愛相談を受けている。公式SNS(X)は@SakaiyaDaichi