皆さん、こんにちは。結婚につながる恋のコンサルタント、山本早織です。
「“優しい人”ではダメなんでしょうか?」
前日、ある婚活イベントで30代後半の男性からこんな相談を受けました。「初対面の印象は悪くないって言われるし、会話も盛り上がる。でも、次に繋がらないんです。“優しい人”ではダメなんでしょうか?」
“いい人止まり”では恋愛や結婚には発展しない

実際、国立社会保障・人口問題研究所の調査(2023年実施)でも、未婚男性の約35%が「異性と良好な関係は築けるが、恋愛や結婚には発展しない」と回答しています。
では、なぜ“優しい”だけでは、選ばれないのでしょうか?
恋愛対象から外されてしまう理由は…
女性にとっての“優しさ”は重要な要素ですが、それが“都合のいい人”や“自分の意見がない人”と感じさせてしまうと、恋愛対象から外されてしまいます。心理学者ロバート・グローバーの研究によると、「好かれたい願望が強い男性ほど、自分を抑え相手に合わせすぎる傾向がある」といいます。
つまり、“嫌われたくない”という思いが強いあまり、相手の顔色をうかがうことが、“芯のなさ”に映るわけです。
結婚を意識する場面で求められる要素

ですが、3回目のデートで突然LINEが途絶えたのです。後に聞いた女性の本音は、次のようなものでした。
「悪い人じゃないんだけど、何を考えてるのかわからなくて頼りない感じがした。
このケースでポイントなのは、”優しさ”はあったものの、”決断力” ”自己主張” ”男らしさ”といった結婚を意識する場面で求められる要素が欠けていたことです。
結婚相手に女性が求めているもの
本当に女性が求めているのは、“都合のいい優しさ”ではなく、“共に生きていける安心感”。そのためには、自分の考えをしっかり持ちつつ、相手に寄り添える強さが必要となります。心理学的にも、男女関係において“自他を尊重した自己主張(アサーティブネス)”は、信頼構築に欠かせない要素とされています。
優しさに自信がある人ほど、「自分の意見や希望をきちんと伝える」ことを恐れない練習が実は必要なのです。
“一緒に未来を歩みたい男”になるために

その①:相手の希望ばかりを優先していないか?
その②:デートや会話の主導権を渡しすぎていないか?
その③:自分の感情や価値観を素直に言葉にしているか?
優しさは武器になります。でも、それを“選ばれる魅力”に変えるには、“自分軸”を持つことが鍵。優しいだけの男から、“一緒に未来を歩みたい男”になっていきましょう。
その差は、ほんの少しの自己開示と主張から始まるのかもしれませんよ。
―[結婚につながる恋のはじめ方]―
【山本早織】
1985年、東京生まれ。アイドル、銀座のホステスなどを経て、現在は恋愛コンサルタントとして結婚したい男女に向けて情報や出会いの場を提供する。「最短成婚成功の秘訣マガジン」をLINEで配信中。