YouTubeで日々、恋愛心理を中心とした男女の恋愛観に関する情報発信をしています、結婚相談所「エースブライダル」主宰の関口美奈子です。
これまでに3万人以上の男性と向き合ってきた私の実体験と男女の心理に関する研究データから、リアルで実用的な情報をお伝えしたいと思います。
モテる男たちの“裏ルール”
このコラムを読んでいるあなたは、きっと「そろそろ真剣に人生のパートナーを見つけたい」と考えている方ではないでしょうか。婚活の場として、結婚相談所を利用する方も年々増えています。プロフィールを整えて、条件に合う相手と出会い、フィードバックをもらいながら少しずつ前へ進んでいく。とても理にかなった仕組みです。
ただ、それでも「なかなかうまくいかない」「好印象なのに交際に進まない」という声も少なくありません。それはなぜか。
実は、“表向きのマニュアル”だけでは見えてこない、モテる男たちの“裏ルール”があるのです。今回は、結婚相談所ではなかなか教えてくれない、大人の男性が自然体で実践できる“裏ルール”を5つお伝えします。
①「完璧さ」より「自然体の余白」が信頼を生む

例えば、会話の中でこう伝えてみましょう。
「休日はけっこうだらしなく過ごしてますよ。洗濯はまとめて週一です(笑)」
このように“隙”をあえて見せることで、相手も肩の力を抜いて話せるようになります。完璧を目指すより、“この人なら自然体でいられそう”と思わせることが、関係を深める鍵になるのです。
②プロフィールに“物語”を添える
相談所のプロフィールは、つい事実だけを並べがちです。「年齢・年収・趣味・休日の過ごし方」などを丁寧に書いていても、そこに感情や背景がないと印象に残りません。例えば、趣味に「料理」と書くだけでなく、「20代の頃はコンビニ弁当ばかりでしたが、最近は休日前にパスタソースを手作りして冷凍保存しています」という一文を添えるだけで、読み手の印象はまったく変わります。
相手にイメージしてもらいやすいように、ちょっとした“日常の描写”を入れると、言葉が体温を持ち始めます。
③会話は「聞き上手+一言の深さ」で差がつく

例えば、女性が「仕事が忙しくて、最近ちょっと疲れてて」と話したときに、「それだけ一生懸命取り組んでるってことなんですね。すごいと思います」と、話の内容ではなく“想い”を受け止めて返す一言があると、グッと印象に残ります。
相手の話を“理解しようとする姿勢”が、信頼と親しみを生むのです。
④「交際前提」の空気を出さない
婚活の場において、誠実であることはもちろん大切です。ただし、出会って間もないうちから「真剣な交際が前提です」という雰囲気を強く出しすぎると、相手は構えてしまうことがあります。例えば、初回のデート後に、「今後もお会いしたいと思っていますが、○○さんのペースを大切にしたいので、無理はしないでくださいね」といった言い方をするだけで、“安心感”と“余裕”のある男性という印象になります。
相手の心が温まる前に“踏み込みすぎる”のではなく、“育てる余白”を残すこと。
⑤「選ばれる」から「選び合う」マインドへ

例えば、デートの中で相手がやや否定的な発言をしたとき、「そういう考え方もあるんですね。僕は少し違う意見かもしれませんが、話せて良かったです」といったように、自分の意見をきちんと伝えながら、相手を尊重する態度があると、ただの“いい人”から“対等なパートナー候補”へと印象が変わっていきます。
自分の“人間味”や“感覚”を大切に
婚活では、多くの人が同じようなアドバイスを受け、同じような振る舞いをしがちです。その中で“選ばれる人”になるには、ほんの少しの差と、自分らしさが必要です。今回ご紹介した“裏ルール”は、派手なテクニックではありません。しかし、どれも人との距離を自然に縮め、信頼を深める実践的な方法です。
結婚相談所で学べることに加えて、あなた自身の“人間味”や“感覚”を大切にしていけば、出会いの質はきっと変わっていきます。
―[恋愛コーチ・関口美奈子]―
【関口美奈子】
恋愛コーチ。結婚相談所「エースブライダル」主宰。