―[トップロープより愛をこめて]―

新日本プロレス社長・棚橋弘至のビジネス奮闘記

 最近、ますます暑くなってきました。

 この季節になると、どうしても「髪の毛切りたい!」と思ってしまいます。実際、暑いですからね(笑)。
髪の毛を一つに括っておけば大丈夫なのですが……。

棚橋が考える「新日本プロレス社長の理想の髪形は?」断髪宣言へ...の画像はこちら >>
 しかしながら、昔からプロレスを観ていたからか、なぜか「プロレスラーは後ろ髪が長い」という間違った印象を受け取っていました(実際、長かったのは長州さんくらいなんですが)。

 そうして、自然と髪の毛を伸ばし始め今に至ります。もともとが癖っ毛で、長髪ロン毛は諦めていたのですが、年を取ると不思議と髪質が変わってくるものですね。今ではしっかり乾かすと、割と真っすぐな髪の毛になるようになりました。

 若手の頃は、ストレートパーマをかけて伸ばしていたのですが、何度かピンチがありました……。

 それは、娘と息子の幼稚園の入園の面接。ええ、泣く泣く、後ろ髪を切ることになりましたとも。

 その後は、僕が主演を務めた映画『パパはわるものチャンピオン』の撮影で、役作りのためにバッサリと切ったとき。それ以降は、ずっと長髪生活です。

 基本的に長髪が好きな僕は、’23年末から選手兼社長となって以降も変わらず長髪のままですが、来年1月4日に東京ドームで行われる試合でプロレスラーを引退した後は、「髪形はやはり短くしたほうがいいな」と考えています。

棚橋が考える「新日本プロレス社長の理想の髪形は?」断髪宣言への想い/棚橋弘至 vol.44
どちらが好みですかね!? どっちも好みじゃない!は、なしですよ!(笑) ©新日本プロレス
 やはり、ビジネスシーンで相手に与える印象は大事で、短髪に清潔感もプラスした「ザ・社長」みたいなヘアスタイルを現時点で模索している最中なのです。


 今は現役プロレスラーなので、金髪ロン毛も許されている感はあります。まぁ、そう思っているのは僕だけかもしれませんが……。普通に考えて“48歳金髪ロン毛”は、ある意味、やってしまってますからね(自覚アリ)。

「しっかりした社長になる」と誓った日から、覚悟は決めていたつもりです。

 引退翌日に、髪の毛をバッサリ切ります! あぁぁぁー! でも、切りたくないぃぃー!ってのが本音で(笑)。

 さぁ、’26年の僕はどうなりますかね!? お楽しみに……。

 あとは、髪色ですよね。黒の短髪になってしまったら、「棚橋」だとわかってもらえない可能性も十分にある。さみしいなぁ。プロレスラー棚橋の印象を残しつつ「ザ・社長」みたいなヘアスタイル……ないかな!?

 こうした、髪形を含めた身だしなみが、仕事の成否を決めることも……。

 よし! 切ろう!!!(現段階での意気込み)

 来年の1月4日、プロレスラーは引退します。

 ただ、社長としての「清潔感」を手に入れる予定です! 切ってみたら意外と、しっくりきたりして(笑)。


今週のオレ社訓 ~This Week’s LESSON~

プロレスラー棚橋の印象を残しつつ「ザ・社長」なヘアスタイルに

<文/棚橋弘至 写真/©新日本プロレス>

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【棚橋弘至】
1976年生まれ。新日本プロレスの第11代社長(’23年12月就任)であり現役プロレスラー。キャッチコピーは「100年に一人の逸材」。得意技は「ハイフライフロー」。身長181㎝ 体重101㎏
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