そんな彼女が週刊SPA!のサブスク「MySPA!」のグラビア企画「美女検索(ビジョサーチ)」に初登場。もともと「グラビアを見るのが好き」と語る彼女がどんな姿を披露するのか? インタビューでは、グラビアに対する思いや、復帰したアイドル活動への意気込み、そのなかで抱えた悩みなどを赤裸々に語ってもらった。
──伊織さんは、‘22年12月に『週刊プレイボーイ』のグラビアに登場して、デジタル写真集『愛・・・らしい』(集英社 ※乃上ふう香名義)を発売しています。今回は、それ以来、久しぶりのグラビア撮影だったそうですが、どんな気持ちになりましたか。
伊織ふう香(以下、伊織):私にとって3回目のグラビア撮影で、久しぶりだったので最初は緊張していました。だんだん肩の力が抜けて、自由に動けるようになって楽しかった! いままではスタジオでの撮影しかしたことがなかったけど、今回は海でのロケだったので、それも嬉しかったです。
──今年の1月にPeel the Apple(通称:ぴるあぽ)に加入して、そこから「またグラビアをやろう」と思った理由は?
伊織:元々、他の方のグラビアを見るのが好きなんです。グラビア撮影って、普段とは違う自分になれるのが魅力。カメラマンさんやスタッフさんに褒められたり、撮影した自分の写真を見たりするといつもより自信が持てるから、もう一度やってみようと思っていました。
──伊織さんのなかで「普段の自分」と「グラビアの自分」はどれくらい違うんですか。
伊織:いまは「アイドルの自分」がいて、「グラビア」「普段」と分かれているイメージ。アイドルの私は明るい笑顔で、グラビアだと大人っぽい表現も出していける。
──ぴるあぽのメンバーは、グラビア活動についてどんな反応ですか?
伊織:みんな応援してくれていて、撮影の日には南るなちゃんから「写真見せて~!」って連絡が入りました。だから、撮影中にちょこちょこオフショットを送ったりして。後日、お仕事でメンバーに会ったら、みんな「どうだったの~?」って気にかけてくれました。
アイドルの私とは違う表情を見てほしい

伊織:黒いワンピースタイプの水着が、一番大人っぽい自分を見せられたので気に入っています。メンバーカラーのライムグリーンの水着を着られたのも嬉しかったな!
──自分の身体で一番好きなパーツや、見てほしいポイントはどこですか?
伊織:筋肉質でヘルシーなところが好きです。筋肉がつきやすくて、痩せると胸からなくなっちゃうので、身体づくりやダイエットはあんまり気にしすぎないようにしていて。
──撮影中に、りんごやコーヒーを口にしていたと聞きました。ボディメイクのためですか。
伊織:りんごもコーヒーも、もともと好きだから撮影中も食べてました。食生活は気をつけてるけど、全然ストイックなタイプじゃないんです。
──普段から、他のアイドルのグラビアもチェックしていると聞きました。
伊織:単純に好きで見てます! SNSでチェックしたり、デジタル写真集を買うこともありますよ。特に好きなのは、元アイドルの坂東遥さん。前に所属していた事務所の先輩で、’23年に芸能界を引退しているんですが、グラビアが上品で素敵なんです。
──伊織さんも、今後は上品なグラビアを撮っていきたい?
伊織:上品な感じも出せるようになりつつ、私の理想は「衣装や場所によって、いろんな雰囲気をまとえる人」になること。せっかくグラビアを撮影してもらえるんだったら、アイドルの私とは違う雰囲気や、私個人の活動だから見せられる表情を、どんどん増やしていきたいです。
親しみやすく愛される存在になりたい
──グラビア・アイドル・普段の自分と、3つの顔を見せてくれる伊織さんですが、アイドルのときの伊織さんのアピールポイントはどこですか。伊織:正直、いま模索中です。強みが欲しい!と、いつも思っています。家族には「アイドルアイドルしていない、親しみやすさが強みなんじゃない?」と言われています。でも、自分ではまだしっくりこない部分もあって。特典会でファンの方とお話ししていると、「たくさん話してくれて、意外だった」と言われることが多いんです。
──ぴるあぽのライブで、よく泣いていますよね。涙もろいほうですか?
伊織:ライブで泣いちゃうのは、もう感動! 嬉しすぎる気持ちが抑えられなくて、涙が出てきちゃうんです。確かに涙もろいほうだと思う。最近は、甲子園の予選で敗退した高校生球児たちが、保護者たちに感謝の言葉を伝えている姿をテレビのニュースで見て泣いちゃいました。野球のこと、全然知らないのに!(笑)。電車でSNSを見ていても、感動するエピソードや動画で泣けてきちゃうので、外では気をつけないとですね。
──ぴるあぽのなかで、伊織さんはどんな存在になっていきたいですか。
伊織:他のメンバーに比べて歌やダンスの経験が浅いので、ちょっとポンコツに見えても親しみを感じて愛してもらえる存在になれたらいいな。もちろんそれに甘えずに、日々成長していく私の姿も見ていてもらいたいです!
取材・文/むらたえりか 撮影/武田敏将