お盆休み中は、「今日何してるの?」「暇なら飯でもどうですか?」と飲み屋のオネエチャンに余計なLINEをしまくっていたのに、休み明けの営業開始のお知らせLINEはきれいさっぱり無視している全国のおじさん、こんにちは。
銀座ホステスが明かす、ルックスは悪くないのに「なぜか女性に避...の画像はこちら >>
 大人の社交場・銀座のクラブにホステスとして勤めているみずえちゃんと申します。
その傍ら、ライターとしても活動しており、これまでに私がお酌をさせていただいたおじさま方との実体験をもとに、夜遊びやモテに関する情報を発信させていただいております。

「もう分かんなくなってきちゃったよ。涙が出そう…」40代女性と真剣交際の末、“早とちり”が原因で破談になってしまった男性


 ドキュメンタリー番組「ザ・ノンフィクション」の30周年記念特別限定配信 第1弾として「結婚したい彼と彼女の場合」(オリジナルカット版)Vol.2がYouTubeで公開されていますね。

 番組では、婚活アドバイザー・植草美幸さんのもとを訪ねる男女が、様々な苦労を重ねながらも、誰かと共に生きる未来を目指し、奮闘する姿が描かれています。

 番組に登場した内田さん(仮名・当時55歳)は、家族で経営する建設会社の役員で、年収は600万円ほど。週に3~4回ジムに通って25キロの減量に成功し、全身脱毛やインプラントにも挑むなど「自分磨き」を怠らないストイックな男性です。

 ところが、“早とちり”が原因でなかなか女性との関係を進展させることができません。植草さんが運営する結婚相談所「マリーミー」には約1年半前に入会し、数名と仮交際に進みましたが「お断り」つづき。

 中国出身で会社経営者の女性(40代)と出会い、2回目のデートで「真剣交際」に進んだ内田さんは、

「愛情には愛情を返してくれる人」
「自分のパートナーとして必要な人は彼女しかいない」

 と、舞い上がりますが……。

 この縁談は破談になってしまいます。

「もう分かんなくなってきちゃったよ。涙が出そう…」

 と、うなだれている姿が印象的でした。


 美意識が高く、努力家な内田さんは身だしなみにもきちんと気配りができる男性。ルックスが原因でフラれてしまうことはまずないはずです。婚活で苦戦した原因は他にあったように感じました。

 今回は内田さんの失敗を振り返りながら「ルックスは悪くないのに何故か女性に避けられてしまう50代男性の特徴5選」について解説します。

その1:自分の欲求を満たすことばかり考えてしまう


 中国出身で会社経営者の女性と数回のデートの後、内田さんは

「真剣交際ということは、ほぼプロポーズみたいなものなので」
「お互いの意思疎通はできたというか」

 と、語っています。

 そしてその後、両親への挨拶も、正式なプロポーズもないまま、彼は一方的に彼女と「成婚」したと勘違いし、結婚相談所に退会申請をしてしまいました。

 このように、自身の欲求だけに焦点を当て、相手も同じことを望んでいると勘違いしてしまうおじさんは案外います。

 内田さんの場合は「結婚したい」という願望があまりにも強かったため、相手も同じことを望んでいると都合よく解釈してしまったというわけです。ご自身の願望と、相手女性の願望を都合よく同一視してしまっているのです。

 相手の意志を確認しないまま一方的に関係を進展させてしまうので、当然双方の利害は一致しません。

その2:相手の言葉を自分にとって都合の良いものに書き換える


銀座ホステスが明かす、ルックスは悪くないのに「なぜか女性に避けられてしまう」50代男性の特徴5選
※写真はイメージです。以下同
 内田さん曰く、2人は内田さんのアパートに同棲し、女性が月10万円の生活費を負担する、という条件で話を進めていたそうです。

 しかし、実際に女性が内田さんに求めている条件は

・結納金の負担
・結婚後の生活費の全額負担
・成婚料(結婚相談所に対して支払う費用)の負担

 といったものであり内田さんの認識しているものとはずいぶん食い違っています。

 これに対し、内田さんは

「出せることは出せるけどそれだとやだな」
「もう話しが全くぶっ壊れているので」

 と、憤慨しています。

 実際のところ、内田さんと女性、どちらが思い違いをしているのかは私には知るよしもありませんが、相手の言葉を自分にとって都合の良いものに書き換えてしまうおじさんは案外います。


 例えば、女性が「最近旅行してないな~」とボヤいたとして、それを

「旅行に誘われた!やったー!」

 なんて、勘違いしてしまう男性。

「〇月△日ならあいてますよ」
「旅館とホテルならどっちがいい?」
「朝までいっぱいラブラブしようね」

 と、頭のおかしいことを言いまくって、相手を困惑させてしまっているそこのあなた。あなたに向かって話しています。

 相手の言葉を自分にとって都合の良いものに書き換えてしまうのはよしましょう。

その3:念押ししまくる

 
 女性とのデートの後、

「最高の夜でしたね」
「(彼女のことを)~ちゃんって呼んでます」

 と、ご満悦な内田さんの姿も印象的でした。

 そして、カメラは彼女と内田さんのやり取りが表示されたLINE画面を映します。

 画面には、内田さんから彼女へ送信された

「~ちゃん、ごちそうさまでした
今日も楽しかったね♡
真剣交際ありがとうございます
これから~ちゃんだけ信じて愛していけたら幸いです
よろしくお願いします」

 といったメッセージが表示されていました。

 どうしても「おじ」たちの顔が脳裏に浮かんでしまう飲み屋のオネエチャンが多そうなLINEの文面で、すみませんが笑ってしまいました。舞い上がり中のおっさんは、だいたい同じような文言をつづってしまうものなのかもしれませんね。

「真剣交際」「信じて愛していけたら」と、あえて念押ししていますが、女性も同じテンションならこれでよしとして、女性の気持ちがそこまで定まっていない段階で、このような念押しをされると「オレのペースについて来いよ」と強要されているようでおそらく辛い。

「期待に応えなければ」という義務感を抱かせてしまう可能性もあります。

 念押しはほどほどにしましょう。

その4:スナックで遊んでいる感覚で女性に接する


銀座ホステスが明かす、ルックスは悪くないのに「なぜか女性に避けられてしまう」50代男性の特徴5選
若い女性と二人でお酒を飲む男性
 脱毛クリニックに通う内田さんは、過去に、お見合いの会場でツルツルになったスネを相手の女性に披露してしまい、相談所へクレームを入れられてしまっています。

 また、全身脱毛をした上半身を初デートの相手に見せてフラれてしまったことも。


 さらには、お見合い相手に対し、旅行をするなら

「ラブホに泊ってもいいですよね」

 と、発言し、その後フラれてしまいます。

 このように、肌を露出したり、性的な話題を口にしても笑ってもらえるのはスナックやキャバクラ、クラブなどの飲み屋さんだけです。

 シャバの女性に同じことをすると100%嫌われるので注意しましょう。

その5:問題を指摘されても認めない


 相手の女性と、結婚の条件が食い違い、憤慨している内田さんに対し、植草さんは

「(あなたが)早とちりなだけだからね」
「内田さんが悪いのよ。気持ちが焦っちゃってる」
「自分がこうやりたいって思ったら『いいよね?』『はい、いいです』って言わせちゃってる」

 と、指摘。

 内田さんは

「おっしゃるとおりだな」
「ラブラブだとすぐ舞い上がっちゃうんだな」

 と、植草さんの言葉をしっかりと受け止め、反省しているようでした。

 55歳の男性が、他者の言葉を聞き入れ、反省できるってかなりかなりかなりレアなことだと思いますよ。あなたたち、本当に人の話を聞けないですからね。

 フリーアナウンサーがSNSで「男性の体臭」について言及し、炎上したことがありましたね。いかにも臭そうなおじさんほど「臭くない」と威張っていた印象です。ああいう人はたぶん、来年も臭いままなのでしょうね。

 一方、指摘を素直に受け入れた内田さんですが、現在はご結婚され素敵な家庭を築いていらっしゃいます。

「やめろ」と言われたことは1回でやめましょう


 今回は「ルックスは悪くないのに何故か女性に避けられてしまう50代男性の特徴5選」について解説しました。


 欲求が強いあまり、自身の欲求と相手の欲求の見分けがつかなくなっているおじさんや、相手の言葉を都合よく書き換えてしまうおじさん、念押しがややしつこいおじさん、スナック感覚で女性に接しているおじさんは反省しましょう。

 そして、人の話を聞かず同じ失敗を繰り返しているおじさんは特に要注意です。問題を指摘されたら、素直に聞き入れてください。「やめろ」と言われたことは1回でやめましょう。

 最低限の身だしなみを怠っている男性は論外です。風呂に入りましょう。

<文/みずえちゃん>

【みずえちゃん】
1989年生まれ。新潟県長岡市出身。関西外国語大学卒業後、大阪市内の広告代理店に勤務する傍ら、キャバ嬢デビュー。結婚、離婚、地方の激安キャバクラを経て、現在は銀座ホステスとライターを兼業。X(旧Twitter):@mizuechan1989
編集部おすすめ