元女優として応援するファンのタイプを見ていると、大体5つに分類できる。日頃お世話になっているおじさん達への敬意と忠告を込めて本記事をお届けしよう。
①推し活は日常!ベテランオタクおじ
セクシー女優の応援へと辿り着く人々の半分くらいが、推し活のベテランである。最初は大手アイドルグループや有名声優といったところから始まり、だんだん小規模orコアな界隈が気になりだすと、おじさんはグラドルやセクシー女優のイベントに足を運ぶ。また、推し活を続けるうちに「気になる存在へ会いに行くこと」への抵抗感が薄れるため、割と気軽な気持ちでイベントへと参加する。推しを狙い撃ちするタイプもいれば、DD(誰でも大好き)など、応援の仕方は人それぞれ。中には「女優以外の推し活は全く」というおじさんもいて、完全なるセクシー業界マニアも度々現れる。
正直なところ、神のように優しい客もいれば、そうではない“痛客”など、タイプはかなり分かれるものの、彼らは色々と慣れているのが特徴的。「はい、ここで撮影タイムくるんでしょ」とタイミングを理解しきっているとか「この女優は神対応」や、「この司会進行の人は面白い」など、理解力と知識はもはやプロの領域だ。
たくさんの現場を知り尽くす分、面倒なところはあれど、演者からすれば基本的に扱いやすいおじさん達。この手のベテランオタクのおかげで、ビデオも女優も支えられている。
②地下ドルは怖いけど女優なら。陰キャ系控えめおじ
地下アイドル(以下、地下ドル)もセクシー女優もイベントでの接触タイムは限られているため、基本的に距離感はそこまで変わらない。ただ地下ドルはグループで人数が多く、ちょっぴりキャピキャピした印象が強いため、大人しいおじさんからするとやや近寄りがたく感じるらしい。それでも、可愛い子に会いたい気持ちは抑えきれないのが男のサガ。賑やかなライブハウスへ行くよりも、秋葉原に存在するビデオショップだと“ぼっち参戦”がしやすいことから、セクシー女優のイベントへ向かう“控えめおじ”も一定数存在する。
地下アイドルだと喋るためにはチェキを何枚も買わなければならないが、女優相手ならビデオか写真集1冊でも可能。お財布に優しいし「チェキをもっと積め」みたいな圧力もない。控えめおじからすれば、居心地が悪くない空間ともいえる。
この控えめタイプは地雷とそうでない人にはっきりと分かれ、人見知りと言いつつ喋ると急にグイグイきだしたり、「あんまりイベントとかよくわからないから」風を装ってボディタッチを試みるなど、思いのほか悪どい。
また人見知りすぎて会話があまり成り立たない男性も……。内なる熱量を秘めている部分は有り難いけれど、表には見えないと結構怖かったりもする。
③“認知”がほしすぎる!承認欲求おじ
「あ!○○さんきてくれた」と認知されたくてたまらないおじはどこの界隈にも現れ、段々と女優の応援よりも、多数の演者から自分の存在を知られるためにイベント参加を繰り返しがち。推し活の目的が、完全に承認欲求と化しているのだ。
承認欲求おじは自分の話が多く、聞いてもいないのに自己開示をバンバンする。どういう仕事してるとか、昨日カレー食べたなど一方的に話しかけてくるのが特徴で、会話が自分9:女優1(相槌打ってるだけ)になることもあるあるだ。
ぶっちゃけ認知されて喋るだけ喋ったら満足するため、演者から見ると重々しいファンではない。ただ色々な人に自分のことを覚えられたいだけのおじさんだと、1人に対しての熱量が薄く、イベント皆勤はあまり望めないだろう。
ちなみに、熱量高いうえに認知してほしい人だと、だいぶ面倒くさい。なぜなら「前回の会話や手紙の内容を覚えているか」や「あげたプレゼント使ってる?」、「僕の名前は?」など、記憶力チェックをしてくるからだ。
④「人気がない子が好き」発掘系マニアックおじ
ビッグなキラキラ単体女優よりも、あえて知名度が高くない子を応援したがるおじさんも存在する。彼らは企画女優を好み、何ならわざと売れていない演者を発掘するなど、なかなかのマニアックさを持つ。この場合の「人気がない」とは完全なる無名というケースもあれば、「イベントができるレベルだけど世間的な知名度は低い」など、好みは人によって異なる。後者であれば少人数でもイベント開催をするくらいは集客可能なので、つまり小規模な世界が好きということ。小さなコミュニティでファン同士、ワイワイやりたいおじさんは想像以上に多い。
一見して客層が荒れそうなものの、コミュニティが小さい=変な奴がすぐ目立つ=追放となるため実は民度が高い。マニアックなもの好き特有の面倒くささはあるものの、女優との距離感が近すぎて逆にガチ恋にも発展しづらいのだ。
マニアックおじはガチ恋よりも演者を見守るオトン的気質が備わっているため、割といいヤツが多い傾向にある。
⑤近くに寄る勇気はないけど…。遠目から応援おじ
「まぶしい存在に自分が近づくなど、恐れ多くて」
筆者は好きになったら会いに行け!と思うので、この気持ちが一切わからないのだが(笑)。性別関係なく「近寄る勇気がないから、遠目から見守る」タイプは推し活界隈で少数ながら存在する。
先ほど解説した“控えめおじ”は、まず行動力がある。ある意味陽キャ気質を持つ陰キャだが、“遠目コレクターおじ”に関しては申し訳ないけど陰キャ要素が強い。推しを前にすると本当に喋れないとか、目さえ合わせられないなど、現場に行けない理由は色々あるのだろう。
とは言ってもコレクターは熱量が高いため、ビデオコンプリートなど全てにおいて活動をチェック済み。なんなら過去作品まで遡り、実はなかなかの金額を落とす中太客ということも余裕でありうる。
応援の形はひっそりだけど、ありがたいおじさんの1人だ。しかし、推しのことを隅々までチェックしているため怖いっちゃ怖い。粘着質なコレクター遠目おじも多く、女優が炎上したり、スキャンダルが起きると勝手に「裏切られた」などと言って掲示板&SNSを荒らすのも、悲しいかなこのタイプだ。
年齢よりも人間性の問題
あくまで個人の主観だが、まとめると、おじさんだからといって害悪とも限らず、かといって「みんなが常に神」でもない。結局のところ人次第で、年齢はそこまで影響しないと私は思う。ただ歳を重ねた人間特有の図々しさと、恥知らずな部分が中高年は出やすいから、推し活などで若い子と接する時は注意してほしいといったところ。今回紹介した「5種類のおじ」を見て、“人の振り見て我が振り直せ”はここで強く主張しておきたい。
文/たかなし亜妖
―[元セクシー女優のよもやま話]―
【たかなし亜妖】
元セクシー女優のフリーライター。2016年に女優デビュー後、2018年半ばに引退。ソーシャルゲームのシナリオライターを経て、フリーランスへと独立。WEBコラムから作品レビュー、同人作品やセクシービデオの脚本などあらゆる方面で活躍中。
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