―[新日本プロレス社長・棚橋弘至の[セカンド自分改造]のススメ~100歳までもつ心身を作り直す!]―

連載がリニューアルしました。これまでは、新日本プロレスのこと、社長として考えていること、日々の出来事などを書いてきましたが、これからは少し趣向を変えて、「50代に突入する棚橋弘至」と、もっと向き合ってみようと思います。
……と、カッコよく始めてみましたが、まず今の棚橋を曝け出します。(以下、棚橋弘至氏の寄稿)

vol.002 50代には50代にしかできないことがある「棚橋流 新・逸材三か条」

 ついに50代。

 これまで「50歳」という数字には、人生の折り返し地点を過ぎたようなイメージがありました。でも、いざ迎えるとなると「もう50歳か」という感傷より、「折り返して、若返ってみようか」という野心が湧いてきています。

 20代のときとは体力が違う。

 30代、40代のときとは責任が違う。

 でも、50代には50代にしかできないことがある。

 ……そう考えると、むしろこれからが楽しみになってきました。

「疲れたら休む。落ち込んだら認める」50歳を迎える棚橋弘至が...の画像はこちら >>
 そして50歳を迎えるにあたって、僕は「棚橋流 新・逸材三か条」を決めました。

「疲れたら休む」

「落ち込んだら認める」

「それでも諦めない」

「疲れたら休む。落ち込んだら認める」50歳を迎える棚橋弘至が無理をやめた理由。「新・逸材三か条」で挑むセカンド人生
トレーニング頻度を増やします。目指せ、マイナス20㎏……!写真©新日本プロレス
 これまでの僕は、疲れていても「疲れてない」、落ち込んでいても「大丈夫」と、自分に言い聞かせてきました。痛くてもリングに上がる。苦しくても最後までやり抜く。そうやって自分を奮い立たせてきたからこそ、ここまで来られたのだと思います。


 でも、これからは少し違っていいのかも。疲れたら、ちゃんと休む。落ち込んだら、「今、自分は落ち込んでいる」と認める。そして、休んで、落ち込んで、それでも最後には前を向く。

 50代は無理をしない。けれど、妥協もしない。いつだって「妥協しないぜ!」という気持ちは忘れずにいたいと思います。

筋肉も人生も、何歳からでも成長する

 さらにもう一つ。

 現在、僕はダイエットに取り組んでいます。現役を引退してから体重が15㎏増え、以前オーダーしたスーツ5着は全部入らなくなってしまいました(笑)。

 だったら、もう一度、体をつくり直せばいい。若い頃と同じようにはできなくても、「50歳だから仕方ない」と諦めるつもりはありません。
筋肉は何歳からでも成長する。体は何歳からでも変えられる。そして、それは人生だって同じです。

 50歳から新しいことを始めてもいい。挑戦してもいい。失敗したっていい。年齢は、挑戦をやめる理由ではなく、これまでの経験を生かすための武器にもできます。

 だから、僕自身を実験台にしてみます。50歳から、どこまで体を変えられるのか。どこまで仕事を面白くできるのか。どこまで人をワクワクさせられるのか。

 プロレスラー時代は、「疲れないこと」が僕の武器でした。
今は、疲れても(笑)、成功も失敗も挫折も、それらすべてが財産です。

 50代を「下り坂」ではなく、「新しい上り坂」にしたい。そして、50代を迎える皆さんにとっての「星」になりたい。「あの棚橋が50歳から変わったんだから、自分もやってみよう」と思ってもらえたら最高です。

 疲れたら休む。

 落ち込んだら認める。

 それでも諦めない。

 新・逸材三か条。

 50歳。ここからが新しいスタートです。

 同じ悩みを持つ皆さん、棚橋と一緒にこれから走りだしてみませんか?

◆本日のススメ

50代を「下り坂」ではなく、「新しい上り坂」に

<文/棚橋弘至 写真/©新日本プロレス>

―[新日本プロレス社長・棚橋弘至の[セカンド自分改造]のススメ~100歳までもつ心身を作り直す!]―

【棚橋弘至】
1976年生まれ。新日本プロレスの第11代社長(’23年12月就任)。
’26年1月4日を以て現役を引退。キャッチコピーは「100年に一人の逸材」
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