嫌がらせしてきた相手をSNSで晒す人が増えている。さらにその恨みつらみを呪術で発散するというケースまで……。
一方で「復讐モノ」の漫画やドラマは日本中でヒットコンテンツになり、今や「復讐ブーム」とも言える現象が起こっているのだ。なぜ人は復讐するのか。復讐心にのまれた当事者たちを追った。

彼に配偶者がいることが発覚

「すでに配偶者がいた…」15歳上の婚約者に裏切られた35歳女...の画像はこちら >>
「3年前、15歳年上のバツイチの彼と結婚を前提に交際と同棲を始めました。彼が『すぐに子どもが欲しい』と言うので、入籍前ではありましたが先に受精卵凍結を行うことに決めました」

こう話すのは神奈川県に住むユリコさん(仮名・35歳)だ。彼氏とともに不妊治療のクリニックへ向かった彼女は、その直後に驚愕の事実を知る。

「クリニックで法律婚をしていない場合の受精卵凍結は独身証明書の提出が必須だと言われたんです。ところが、彼が証明書を提出しようとしない。問い詰めたら彼には配偶者がいることが発覚しました」

決断を先延ばしにした結果…

当然別れが頭をよぎったものの、彼氏は「離婚調停中だから」とユリコさんの説得を試みたという。クリニックからも「もうすぐ離婚する予定なら問題ない」と言われ、決断が先延ばしになった。

「彼のことが好きだったし、本当に離婚してくれると信じていたので。でも、どれだけ待っても彼は『妻に情がある』と別れず、結局私が振られる形で彼との交際は終了しました」

心も体も傷ついたユリコさんは、弁護士を通じて250万円の慰謝料を請求した。

「お金よりも謝罪の言葉が欲しかったんです。でも彼は『食事代や旅行代は俺が払ったのだからむしろカネを返してもらいたいくらいだ』と言ってきたんです。
それが私の怒りに火をつけました」

慰謝料を手にしても気持ちは収まらなかった

「すでに配偶者がいた…」15歳上の婚約者に裏切られた35歳女性。慰謝料150万円でも収まらず、自宅に送りつけた“10枚の写真”
写真はイメージ
ユリコさんは、10か月の協議を経て、最終的に150万円を支払わせることに成功。弁護士費用を差し引いても100万円ほどは手元に残った。しかし、それでも気持ちは収まらなかった。

「慰謝料をもらったあと、友達に頼んで不倫の証拠写真を10枚くらい彼の自宅に送りつけました。今思えば相当ヤバいことをしたと思いますが、彼が幸せな家庭を守り続けているのが許せなかったんです」

「だいぶ気持ちは晴れた」

復讐を遂げたあとの心境は。

「慰謝料が入ったことと、私が新しいパートナーと結婚したことで、だいぶ気持ちは晴れました」

復讐で新たな一歩を踏み出せることもあるようだ。

※2026年11月4日号より

取材・文/週刊SPA!編集部

―[静かに広まる[復讐ブーム]の恐怖]―
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