23日放送のTBS系情報番組「ゴゴスマ」(月~金曜・午後1時55分)では、昨年12月に急死した歌手で女優の中山美穂さん(享年54)のお別れの会が22日に東京・丸の内の東京国際フォーラムで開かれ、ゆかりの仕事仲間800人、ファン1万人以上が中山さんに別れを告げたことを報じた。

 コメンテーターで出演したフリーアナウンサー・古舘伊知郎氏は「1980年代後半の『夜のヒットスタジオデラックス』という生放送でアイドルがグワッとキラ星のごとく彼女が出てきた時なんで。

何回も何回も収録で一緒にさせてもらいましたけど」と自身の司会番組における中山さんのデビュー時を回顧。

 「僕が一番、印象に残ってるのがだいぶ前なんですけど、1990年代になってから『夜ヒット』も、もう終わってたと思うんですけど、彼女はアイドルとか俳優さんというイメージがもちろん強いんですけど、クリエイター能力がある方なんですよ」と続けると「自分のアルバムを出す時に自分でプロデュースしたんですよ。あらゆる曲に対して、自分がプロデュースするってことを試みて、その時に僕に仕事を振ってくれて。F1の実況をずっとフジテレビでやってたんで、古館さんのF1実況を薄~く曲の間奏とかで挟み込んで楽曲を作りたいんだって。僕は録音に行って『こういう実況はどうだろう?』って相談しながらやった。彼女は本当に優しく遠慮がちに気を使いながら『ここはもうちょっとトーンを落とせますか?』『上げられますか?』って。うわ、すごいなと思いましたね。やっつけ仕事は絶対しない。ものすごく真剣に逡巡してディレクションしてましたよ」と秘話を明かしていた。

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