フィギュアスケート男子の鍵山優真(オリエンタルバイオ・中京大)が23日、夏の国内大会を来季初戦とする考えを明らかにした。この日は都内で開かれた日本スケート連盟による2024~25年シーズンの表彰祝賀会に出席。

世界選手権で3位に入るなどしたシーズンについて「毎試合本当に悔しい、苦しかったですね。練習の時からうまくいかない試合が結構続いていて…。自分の中で何を信じて練習したらいいんだという迷いがありました」などと振り返った。

 来季はミラノ・コルティナ五輪が控える。22年北京五輪シングルで銀メダルを手にした鍵山は頂点を狙う。悲願を目指すシーズンに向け「気持ちを真っ白にして、ゼロから頑張りたい気持ちがあります。自分がチャレンジャーであることをしっかりと心に置きながら、とにかく上を目指していけたらいいなと思います」と決意表明した。

 加えて「来シーズンはとにかくたくさん試合に出たい。自分の最高の状態をつくっていけるように、夏のローカル(大会)とかに出ようと考えているので。そこでいろんなことに挑戦して、4回転ルッツもシーズンの途中で入れたいですし、ショート(プログラム)も早い段階で4回転フリップを入れて完成させたいので、とにかく必死に頑張るしかないと思っています」と早期仕上げで、五輪の大舞台へ向かう考えを示していた。

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