大相撲の春巡業が25日、神奈川・秦野市で行われ、元大関で幕内・高安(田子ノ浦)が、大関・琴桜(佐渡ケ嶽)との三番稽古に3勝2敗と勝ち越した。横綱、大関と相撲を取る稽古は春巡業で初めて。

「5番くらいでしたけれど、すごい疲れましたね。力のこもった良い稽古だった。でも、もう少し立ち合いから前に出たかった」と振り返った。

 春場所は優勝同点の12勝3敗と活躍。夏場所(5月11日初日・両国国技館)へ向けては「しっかりこなしていきたい。巡業が終わったら、本場所まで2週間を切っている。ケガをしないように、無理せずにやる」と、不安を抱える腰にも注意を払いながら調整を進める。

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