◆プロボクシング ▽WBA、WBC、IBF、WBO世界スーパーバンタム級(55・3キロ以下)王座統一戦12回戦 統一王者・井上尚弥―ラモン・カルデナス(5月4日=日本時間5日、米国ネバダ州ラスベガス T―モバイル・アリーナ)

 プロボクシングの米興行大手トップランク社のボブ・アラムCEOが25日(日本時間26日)、世界4団体スーパーバンタム級統一王者・井上尚弥(大橋)の4年ぶりとなるラスベガス登場を「待ちきれない」と自身のX(旧ツイッター)に投稿した。

 この日夕、井上はWBA世界同級1位ラモン・カルデナス(米国)戦に向けて、ラスベガス市内のトップランク・ジムで練習を行ったが、ジムでは93歳の世界的なプロモーター、アラムCEO直々の出迎えを受けた。

これまでムハマド・アリやシュガー・レイ・レナード、オスカー・デラホーヤ、フロイド・メイウェザー、マニー・パッキャオなど数々の名選手をプロモートしてきたアラム氏はXに、井上とのツーショット写真とともに「パウンド・フォー・パウンド(全階級での最強ランキング)の王者であり、スーパーバンタム級の絶対王者でもある井上尚弥選手をラスベガスに迎えることができて、この上ない喜びだ」と投稿。「5月4日、T―モバイル・アリーナで行われるラモン・カルデナス戦が待ちきれない」と、2021年6月のマイケル・ダスマリナス(フィリピン)戦以来、約4年ぶりとなる井上のラスベガス登場により高鳴る胸の内を披露した。

 井上はこの日、ジムワークではミット打ち、サンドバッグ打ちなどで汗を流したが、午前中にはラスベガス郊外のサイクリングロードで、弟の前WBA世界バンタム級王者・拓真(大橋)らと約15キロの自転車トレーニングを実施。大橋ジムの大橋秀行会長によると、「自転車トレは珍しいですね」という。さわやかな朝風の中、下半身強化に努めたようだ。

 戦績は、32歳の井上が29戦全勝(26KO)、29歳のカルデナスが26勝(14KO)1敗。

 試合はPRIME VIDEOで独占ライブ配信される。

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