ファッションデザイナーのコシノヒロコが27日、大阪・中之島の「大阪中之島美術館」で開催中の展覧会「生誕150年記念 上村松園」の特別トークイベントに登壇。女性として初めて文化勲章を受章した日本画家への思いを語りつつ、大阪・関西万博への注文として、大阪府の吉村洋文知事にズバリ、モノ申した。
コシノ3姉妹も松園も、母の手ひとつで育てられた。そのような共通点もあり、ヒロコは若かりし頃に松園の作品に魅了され、画家を志すようになったという。3姉妹の母でファッションデザイナーのコシノアヤコを描いた映画「ゴッドマザー コシノアヤコの生涯」が5月23日に公開される。ヒロコは「お母ちゃんの役が大地真央さんで、私の役が黒谷友香さん。あの方たちを見てたら『私たち、こんなに美人じゃないわよね。だけどこのイメージを続けていただいたら、私たちも美人に見えるかもね。錯覚を起こしてくれるといいね』と」と3姉妹で話し合っていると明かして笑いを誘った。
そんなコシノ3姉妹総出で、今月24日に大阪・関西万博のEXPOホール「シャインハット」でテレビ朝日「徹子の部屋」(月~金曜・後1時)の公開収録に出演した(放送は5月6日予定)。「私と(次女の)ジュンコが徹子さんと話をしてたら(三女の)ミチコが暇やから靴ひもを結んでるんですよ。アンタ、いい加減にしなさいよと。しっちゃかめっちゃかで、こんなに面白い『徹子の部屋』はないです」と再び会場は笑いに包まれた。
1970年大阪万博には3姉妹がデザイナーとして参画。