◆ラグビー◇リーグワン ▽第16節 静岡BR38―28横浜(27日・エコパスタジアム)
静岡ブルーレヴズが38―28で横浜に逆転勝ちし、今季3度目の3連勝を飾った。前半28分までに3トライを奪われて0―21とリードされたが、そこからハーフタイムを挟んで5連続トライ。
レヴズが終盤のピンチを乗り越えた。後半31分に左サイドを破られ31―28。さらに同35分にシンビンで1人足りない状態に。横浜の猛攻を全員がゴール前で耐え続けた。すると同39分、タックルでボールがこぼれ「前が空いていた」と一瞬の隙を突いて北村が抜け出す。全速力で95メートルを独走。セブンズ日本代表の横浜WTB石田に迫られたが、コースを変えながら振り切った。ダメ押しのトライに「よく14人で守った。チームの成長を感じました」と試合後は声を弾ませた。
リーグワンではこれまで横浜に1分け3敗と未勝利。この日も序盤から圧倒された。
後半20分にピンチを迎えたが山口楓斗が「うまく決まりました」とジャッカルで防ぎ、最後も守り切って試合終了の笛を聞いた。1月の第4節では8トライを奪われ、35―53と完敗した雪辱を果たした。「シーズンを通して成長できている」と大戸。会心の勝利でエコパを沸かせ、来月のプレーオフへ勢いがついた。(里見 祐司)