◆柔道 全日本選手権(29日・日本武道館)

 体重無差別で行われ、2019年大会の覇者で男子100キロ級21年東京五輪金メダルのウルフ・アロン(パーク24)は、3回戦で前回王者の中野寛太(旭化成)と対戦したが小内刈りで有効を取られ、敗れた。

 ウルフは28日の前日会見で「確認したところ、登録体重が96キロになっておりまして、ちょっとその体重には全く落とせないというか、僕も知らなかったので…。

96キロでないというのを、この場を借りてちょっと訂正させていただきたいと思います」と“プチ・ハプニング”を告白。現在の体重は「120キロぐらいとさせていただきます」とし、「やり残しのないように最後まで戦い切りたいと思います。楽しむ気持ちよりは、本当に最後に全てをぶつけて戦っていきたいと思っています」と気合を入れていた。

 1回戦は大外刈りで一本勝ち、2回戦は旗判定3―0で勝利していた。

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