大相撲の王鵬(大嶽)の「新関脇昇進披露パーティー」が29日、6代目・桂文枝など約400人が駆けつけて、都内で盛大に行われた。王鵬は「GWで行事がいろいろある中で、集まっていただいて、とてもありがたい」と感謝した。
王鵬は西前頭3枚目だった1月の初場所で12勝3敗の好成績で優勝決定ともえ戦に進み、自身初の三賞となる技能賞を獲得。春場所では新三役となる関脇昇進を果たした。これまで新十両、新入幕を果たした際はコロナ禍だったこともあり、昇進パーティーは行えなかったという。「僕が主役のパーティーは初めて。コロナが明けてからも(パーティーは)三役に上がってからと言われ続けてきたので」と感慨深げに語った。
関脇として臨んだ先場所は6勝9敗と負け越し。夏場所(5月11日初日、東京・両国国技館)は西前頭筆頭として臨む。「(関脇に)また戻って、もっと上を目指していかないなと思う。先場所はできなかったことがたくさんある。いいところを見せられなかったので、しっかり自分の持ち味を出せたらと思う」と巻き返しを誓った。
さらに会場前には自身の化粧まわしが並べられた。ここまでの歩みを報道陣から問われると、「まだ全然途中というか、達成感もなければ何もない。