今月21日に90歳で亡くなった“過激な仕掛人”とうたわれ、アントニオ猪木さんと共に昭和の新日本プロレスで黄金時代を築いた元新日本プロレス専務の新間寿さんの告別式が30日、新宿区の感通寺でしめやかに営まれた。

 式には、親交のあった経団連の十倉雅和会長、初代タイガーマスクの佐山サトル、藤波辰爾、大仁田厚、ジャガー横田、中嶋勝彦、Sareee、マリーゴールドのMIRAI、力道山の妻・田中敬子さんら多数のプロレス関係者が参列した。

 喪主を務めた長男の寿恒さんは、参列者へのあいさつで父との思い出を明かし「怖い父親でしたけど晩年は行くとうれしそうな顔をしていました」と思いをはせた。そして「なんで亡くなるんですかねぇ」と口にすると「カッコイイ父親で私にとってアイドルでありスターでした」と涙を流した。

 出棺では新間さんが会長を務めた「ストロングスタイルプロレス」のスーパータイガー、間下隼人らがひつぎをかつぎ「過激な仕掛人」としてプロレス黄金時代を築いた希代のプロデューサーへ最後の別れを告げていた。

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