TBSの定例社長会見が30日、東京・赤坂の同局で行われ、BS―TBSの伊佐野英樹社長が5月11日放送の単発ドラマ「AI橋田壽賀子企画 渡る世間は鬼ばかり 番外編」(後6時半)の制作秘話を明かした。
2021年に95歳で亡くなった橋田さんの生誕100周年を記念した企画。
同社長によると、昨年12月に初稿が完成したが、石井ふく子プロデューサーが「心がない」と首を縦に振らず。再度、人の心を描くようAIに命題を与え、スタッフで手直して練り上げた。石井氏も「ずっとよくなった」とうなずいたという。同社長も「橋田先生の特徴をよくつかんでいると思う」と太鼓判を押した。
同社長は「人間だと、橋田先生にダメ出しされたら立ち直れない。そこはAIのいいところ」と笑顔。それでも「AIでドラマを作ろう、というわけではない。今回はあくまで企画」と“続編”については否定した。