◆JERAセ・リーグ 巨人2―0広島(30日・東京ドーム)

 広島は、今季5度目の完封負けで今季最長の5連敗となり、勝率5割に逆戻りした。

 先発・大瀬良が、0―0の6回に2四球で2死一、二塁のピンチを背負い、増田陸の2点二塁打で均衡を破られた。

6回2失点で今季2敗目。東京Dでは、18年4月15日を最後に、これで11戦白星なしの5連敗。打線も、今季は開幕から無失点を継続する巨人・山崎を攻略できず。2点を追う7回は1死から連打で一、二塁としたが、坂倉と堂林の代打2人が連続三振と意地を見せられなかった。

 3、4月は12勝12敗1分け。貯金は最大で5まで増やしたが、22年以来の勝ち越しスタートを逃した。今季、関東3球場での試合は、これで7戦7敗と苦しい戦いが続く。

 新井貴浩監督の試合後の主な一問一答は以下。

 ―大瀬良投手は

 「うん、ナイスピッチングだったと思う。しっかりゲームをつくってくれたと思います」

 ―山崎投手に対して打線は

 「んーまあチャンスはつくったけどね。まあさすが、今シーズンここまで1点も取られていないピッチャーだったかな。いいピッチングをされたな、というところかな」

 ―序盤は足を絡めて仕掛けた

 「もちろん打って打っては厳しいピッチャー。

まだ点を取られていないピッチャーだからね。そこは足を絡めながらとは思っていたけどね」

 ―打線の状態について

「そんなに底という感じはしないけどね。内容のいい打席の打者もいるし、そんなに悪いとは感じない」

 ―5連敗。どう打開を

「我慢する時期だと思うし、各自が今できることをしっかりやっていく、という感じかな」

 ―3、4月が終わった。1か月あまり戦ってみて

「1か月…1か月じゃ分からないけど、明日から5月か。今日はサク(坂倉)が代打で途中からマスクをかぶってね。ケガで離脱している選手も徐々に戻ってくると思うし、それまでに(今いる選手の)いいものを見たいなと思っています」

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