◆読売杯第40回日本少年野球中日本大会 ▽中学生の部・決勝 東海中央ボーイズ(愛知県中央支部) 4―2 愛知豊橋ボーイズ(愛知県東支部)=(5月4日・霞ヶ浦第三野球場)

 春の中日本王者を決める大会は、中学生の部で、東海中央ボーイズが決勝戦を制して2年ぶり2回目の優勝を果たした。支部予選最下位の第9代表から進んだ本大会で、見事な〝下克上V〟。

荻田凌我主将(3年)は「最下位からの成り上がり。一度負けているんで、正直、怖いもんはないという感じで、皆が前に出るプレーをできていたと思います。全員が勝つ気持ちを出せました」と最高の笑顔を見せた。

 決勝では2回に先取点を許した。しかし、4回に4番・加藤壱球(3年)の適時三塁打で追いつき、続く安藤大知(3年)の犠飛で勝ち越し。5回にも狩野蓮義(3年)、和田健吾(2年)のタイムリーで2点を追加し、リードを広げた。

 投げては左右のエースが好投。先発左腕・河村真汰(3年)が3回1/3を1失点に抑えると、2番手の右腕・金崎遙斗(3年)は3回2/3を7奪三振で1失点と、こちらも好リリーフで締めた。

 今年で40回目を迎え、昨年の倍となる64チームが参加した記念大会を制覇。キャプテンは「中日本で勝てたので、次は全国優勝で最後を締めたいです」と夏の選手権大会優勝を目標に掲げた。

◇両チームスタメン

【東海中央】

1 中 狩野

2 左 荻田

3 右 和田

4 一 加藤

5 遊 安藤

6 二 戸松

7 三 伊藤

8 捕 近藤

9 投 河村

【愛知豊橋】

1 二 山口

2 三 天野

3 左 千田

4 中 磯谷

5 遊 髙橋

6 右 瀧井

7 捕 横里

8 投 西土

9 一 奥村

編集部おすすめ