◆パ・リーグ オリックス5-0ロッテ(30日・京セラドーム大阪)
快打を重ね、歴史に名を刻んだ。オリックス・太田椋内野手(24)がお立ち台で胸を張った。
子どもたちを主役とした「Bsオリっこデー2025」の2日目。選手が考えた背ネーム入りのユニホームを着用する人気イベントだ。「タマル」でプレーした太田の父は元近鉄内野手で、長く打撃投手を務めている暁さん。親子船をテーマに、プロ1年目から「太田丸」Tシャツが製作された。
太田にとっては1月の自主トレから付きっきりで練習し、一日に何百球も投げてくれたパートナー。3、4打席の凡退で“球団新”は逃したが、12球団の規定打席到達者でただ一人の打率4割超えだ。「本当に出来すぎ」と、謙虚にまい進する努力家。快挙は父子鷹(おやこだか)の結晶でもあった。
天理から大型遊撃手として18年のドラフト1位で入団。
野球に真面目で「興味が湧かなかった…」と茶髪経験もゼロ。かわいらしい息抜きはサッカーゲームで、1学年上の野口と本気でオンライン対戦を繰り返している。「(状態が)悪くなっても、焦ることなくやりたい」。首位のチームは5カードぶりに勝ち越し、貯金も5。2日の楽天戦(楽天モバイル)からは二遊間を組み、夫人の出産に立ち会っていた紅林も合流予定だ。5犠打も規定打席到達者ではリーグ最多。可能性の塊が、オリを強くしている。