◆JERAセ・リーグ 巨人4×-3広島(1日・東京ドーム)

 広島は、今季3度目のサヨナラ負けで今季最長の連敗は6に伸びた。同点の延長12回、2死一塁から吉川のサヨナラ打で勝負を決められた。

カード初戦に続き、3連戦で2度のサヨナラ負け。4月を勝率5割で終え、5月も黒星発進となり、4月9日以来の借金生活に突入した。

 前夜に完封負けの打線は、初回2死無走者から5連打で3得点。巨人・田中将の立ち上がりに襲いかかり、いい形で主導権を握りながら、2回以降に追加点を奪えなかった。3、4回は満塁機を逃し、4回まで11残塁と決定打を欠いた。5回以降もリリーフ陣を攻略できなかった。

 同点の9回は先頭から連打と敵失などで無死満塁の絶好機をつくった。だが、ファビアンが6―2―3の併殺打に倒れ、2死二、三塁から菊池は三ゴロで1点も奪えなかった。延長10回も1死一、二塁としたが、矢野、野間が倒れて勝ち越しはならなかった。

 先発のドミンゲスは、2回に岡本にソロを被弾。3回は先頭死球を起点に2点目を奪われた。5回2失点で勝利投手の権利を手にリリーフにバトン。

だが、6回は今季防御率0・00の森浦が、キャベッジのソロで同点に追い付かれた。7~11回は5投手が無失点で切り抜けたが、12回にルーキー岡本が崩れた。

 東京D、神宮、横浜の首都圏3球場では、今季これで8戦全敗という惨状が続く。2日は広島に戻り、今季9勝3敗と大きく勝ち越す本拠地マツダでの中日3連戦から仕切り直す。

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