◆メニコン杯第28回日本少年野球 関東ボーイズリーグ大会  ▽4回戦 宮城仙北中央ボーイズ(東北中央)11―6寒河江ボーイズ(東北南) ▽5回戦 前橋桜ボーイズ(群馬)11―3宮城仙北中央ボーイズ=5回コールド=(4月27日、群馬・西毛総合運動公園野球場)

 中学生の部で東北・関東甲信越の177チームが参加する最大規模のトーナメントのメニコン杯第28回関東ボーイズリーグ大会の4回戦、5回戦が4月27日に行われた。昨夏の選手権大会で全国制覇を果たした宮城仙北ボーイズの兄弟チームの宮城仙北中央ボーイズ(東北中央)がオール2年生で快進撃。

4回戦で寒河江ボーイズ(東北南)を下しベスト16進出。5回戦で前橋桜(群馬)に敗れ8強入りは逃したが健闘した。

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 オール2年生で堂々たる戦いぶりだった。寒河江戦は、3回に打線が爆発。打者11人の猛攻で一挙8得点。11得点で打ち破った。

 チームをけん引したのが犬飼陽翔(はると)・大翔(ひろと)の双子コンビ。4番・捕手の兄・陽翔と3番で投手兼外野の弟・大翔が大暴れ。3回に大翔が2点タイムリーを放てば、陽翔は左翼線に二塁打で続き、大量得点を演出。5回戦の前橋桜戦では敗戦も、ともにマルチ安打と気を吐いた。

 陽翔は185センチで右投右打、大翔は184センチで左投左打の大型選手。リトルリーグを経て昨年夏に入団した。

陽翔は「1つ上の(学年)相手にここまで来られたのはうれしい」と手応え。大翔は前橋桜戦に先発も痛打された。「3年生に力負けした。足りない部分を練習からしっかりと取り組み方を変えてやっていきたい」と覚悟を語った。

 青沼裕之監督(56)は「冬場にやってきた基礎トレーニングの効果が出た。あとは体力。集中力の持続と、強さがもう少し出てくれば…」と手応えとともに、期待も語った。

 1番・三塁の星主将は敗戦に悔し泣き。「いい経験もしたけれど、もっと勝ちたかった」。2年先輩の兄・遥希(浦和学院)は仙北中央の1期生で、昨夏は仙北で日本一に。兄に憧れて同じユニホームを着る。「自分たちも日本一を目指したい」。

来年夏に向け宮城仙北中央ナインの伸びしろは無限大だ。

 【宮城仙北中央ボーイズ・登録メンバー】※は主将

 ▽2年生 星歩望、犬飼陽翔、大江瑠斗、高橋一翼、二ノ神瑛斗、野村陽真、犬飼大翔、浅利逞玖、高橋晴太、佐々木惺、阿部力翔、三塚晴剛、小野寺陽翔、西田颯佑、千葉颯太、伊藤空翔、安住英助、後藤太朗、菅野滉太、千葉陽太

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