オリックス・岸田護監督が「積極的采配」を繰り出した。2日の楽天戦(楽天モバイル)を雨で流すと、ローテーションを再編成。
3、4月を貯金5の首位で終えたが「し烈な戦いになる。そこに取り残されないように、1戦1戦やるしかない」と強調。長いシーズンを見据え、抑えとしてチーム最多の12試合に登板しているマチャドは仙台遠征に同行させなかった。「メンテナンス。リフレッシュです」とコンディションに気を配り、大阪・舞洲で残留調整。5日の日本ハム戦で復帰させる予定だ。野手ではファームで打率3割9分1厘と「旬」の来田が1軍合流。岸田監督は「順位は1位ですけど、本当に(ゲーム差が)詰まっているので。こちらは隙を見せずに、ずっと食らいついてやっていくしかない」と油断はなかった。
〇…オリックス・曽谷は3日の楽天戦(楽天モバイル)へ「小さくならずに、もっと大胆に攻めていければ」とテーマ設定した。4月23日のソフトバンク戦(みずほペイペイドーム)は4回5失点で2敗目。特に左打者へのフォークが1球もなく「投げ惜しみというか、悔いのないようにしたい」と自身に言い聞かせた。チームトップタイの7勝を挙げた昨年は、楽天から5勝と荒稼ぎした左腕。「より警戒してくると思うので、しっかり投げていきたい」と力を込めた。