右肩手術からの復帰を目指し、フロリダ州フォートマイヤーズのキャンプ地でリハビリを行っていたレッドソックスの吉田正尚外野手が2日(日本時間3日)、ボストン市内で右肩のMRI検査を受けた後、ツインズ戦が行われる本拠地で、今季初めてチームに一時合流した。

 吉田は昨年10月に右肩を手術。

メジャー3年目を迎えた今年のキャンプでは、オープン戦11試合に全てDHで出場し、打率2割8分6厘、1本塁打、7打点と打撃面は好調をアピールしたが、チームは、三塁手ブレグマンの加入で、ディバースがDHに配置転向。吉田は外野手としての復帰が求められているが、右肩のリハビリは一進一退で、キャンプ全日程が終了後も、フロリダに残留。スローイング強化に努めてきたものの、距離が伸びていかないため、ボストンに戻って検査を受けた。

 スローイング以外のプレーには問題なく、キャンプ地では「フィジカル面も含めて、やれることは最善を尽くしている。毎日、打つことはやっています。(出来ないのは)強く投げるってことだけです」と話した。

 インスタグラムには先日“魚雷バット”ことトルピードバットの写真を公開した。「2回くらい使って、データも色々測ったんですが、自分にはあまりスピードが良くなかった」と明かした。今季から契約したビクタス社のトルピードバットで、中間部が茶色のグラデーション塗装になっており、より細く見え、芯の部分がより太く見える。バットには吉田の名が、グリップエンドには日の丸がプリントされていた。

 「実戦で使っていないので分からないですけど、自分の普通のバットの感じの方が良かった。ヘッドの抜け感が欲しかったんですが、あんまりそこは感じなかった。

重さがこっち(手前)に来るので、上手く使えれば、テコの原理でヘッドが重い方が走る。技術があれば(ヘッドが)走るんでしょうけど、それが自分にはあまり感じなかった。やっぱり、使いこなせないと結局はダメなんで」とテストした上での自身の感触を語った。

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