国内外で重賞4勝を挙げ、「プボくん」の愛称で親しまれたディープボンドが、5月3日の京都1Rで誘導馬としてデビューした。4Rには現役時代に所属した大久保厩舎のファントムブラッドが出走。
現役時代に調教をつけていた谷口辰夫助手とも再会。引退後に会うのはこの日が初めてで、「感動…。こんな日が来るとは」と胸を熱くさせていた。記念撮影の際には、動きかけたディープボンドに対して「止まるの苦手やもんな、そうやんな」と優しく声かけ。人馬の絆を感じさせた。
天皇賞・春には4年連続で出走し、21~23年は2着、24年は3着。21年有馬記念でも2着と、G1制覇にはあと一歩届かなかった。谷口助手は「優秀な誘導馬になってほしい。もう着順はつけられないけど、ここで一番になってほしい。僕はかなえられなかったから…。一番の誘導馬になってほしい」と熱いエールを送った。