2月22日に左肩手術を受け、故障班でリハビリ中の巨人の育成左腕・三浦克也投手が3日、現状を明かした。23年の育成ドラフト1位左腕は、2週間ほど前からキャッチボールを再開。
手術名は「左肩関節鏡視下肩甲上神経リリース」。肩甲上神経にまひが起きており、それにより棘下筋(きょくかきん)の機能が低下。異変は昨季中から感じていたという。「投げていて、神経まひで力が入らなかった。(リリースの)最後にボールを押せなくて、打者の手元ですごく球が弱かった。それが一概に去年成績が出なかった理由とは言えないですが、今までファウルが取れていたのが、取れなくなったのは手元での弱さかなと感じていた」。順調にリハビリを進めている現在は、「(症状は)改善傾向にあるのかなとという感じはします」と明かした。
試合復帰までは術後3~4か月かかる見込みで、まずは今月中のブルペン投球再開を目指す。「ゆっくりというわけにはいかない立場でもある。もらえるチャンスは限られていると思うので、少ないチャンスをものにできるように。
◆三浦 克也(みうら・かつなり)2001年4月28日、富山市生まれ。24歳。高岡向陵では2番手投手で甲子園出場はなし。東京新大学リーグ・東京国際大では3年春からベンチ入りし、4年春のリーグ戦では8試合計12回2/3を投げて防御率0・00を記録。大学では日商簿記2級の資格も取得。23年育成ドラフト1位で巨人入団。179センチ、80キロ。左投左打。