◆JERA セ・リーグ 阪神7―1ヤクルト(3日・甲子園)

 せめてもの意地をみせた。7点差をつけられた8回2死一、二塁。

オスナの右中間二塁打で4月30日のDeNA戦(神宮)の8回以来となる27イニングぶりの得点で、3試合連続のゼロ封負けを回避。反撃はこの1点のみに終わって、今季3度目の3連敗。借金は最多の6にふくらんだ。

 手は打った。茂木を楽天時代の21年9月11日のロッテ戦(ZOZO)以来となる4番に据え、岩田を今季初めて1番に据えるなど打線を組み替えたが、阪神先発のデュプランティエに6回まで無得点に封じられた。村上、長岡を故障で欠く打線編成に高津監督は苦渋の表情を浮かべながら「いろいろと悩みましたけどね。皆さんも思う4番像はあると思います。僕もありますけど、それくらい、いろいろやってみている最中です。悩んで苦しんで」と説明した。

 4日の阪神の先発は初対戦となる新人左腕・伊原。得点力アップへ向けて指揮官は「実力なのか、力がないのか、状態が悪いのか、相手の投手がいいのかといろんな要素がある。今つながっていないことを考えると、いろんな修正点があると思います」と考えを巡らせている。

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