巨人のエリエ・ヘルナンデス外野手(30)が4日のDeNA戦(横浜)から1軍に昇格することが3日、分かった。代わって、打率2割1分3厘、0本塁打、1打点と本来の打撃を披露できていなかった中山礼都内野手(23)が2軍に降格する。
ヘルナンデスは来日2年目の今季は開幕から中堅のレギュラーを任されたが、22試合で打率2割1分8厘、1本塁打、6打点と低迷し、4月24日に出場選手登録抹消。攻守で精彩を欠くプレーが散見されたことから、阿部監督は「頭を整理して、心と体をリフレッシュしてほしい」と再調整を決断した。
2軍では打撃低迷の原因だったストライクゾーンの見極めをテーマに取り組んだ。4月29日のイースタン・ロッテ戦(ZOZO)では、適時打を含む2安打2四球で全4打席出塁。「少しずつ自分の打撃に戻りつつある」と口にしていた。
チームは今季3度目の完封負けで連勝が4でストップ。ヘルナンデスには、打線を勢いづける役割が期待される。「阿部監督が『(1軍で)いける』と感じるようなパフォーマンスを10日間で見せて、呼ばれるのを待ちたい」と語っていた助っ人が、宣言通り最短10日で1軍に帰ってくる。