◆JERA セ・リーグ DeNA1ー0巨人(3日・横浜)
萩尾は、正しい判断をしてくれないと困るね。バントが小フライになった時、走者は飛び出さないということがチームとして徹底されているんだと思う。
結果としては、セカンドに走者が残った。でも僕がヘッドコーチなら、あの走塁を見た瞬間に「もう代えましょう」と言ってますよ。もっと積極的にならないと。首脳陣は、「若手は失敗するもの」という考えで使っている。9割はプラス思考にしないとね。今がチャンスなんだから。
せっかくいいアイデアで、相手失策を誘って出塁して。三塁まで行ったら、バウアーはイライラする。それで点を取られたら、もっとイライラした。試合を優位に進められたはずなんだ。
ただ、チームとしてバウアーを意識しすぎたということもあるかな。ナックルカーブを含めた配球面のデータもあって、走ろうという気持ちがあったのだろう。それでも攻略できないということに対して、全体的にストレスがかかっていたように見えた。(スポーツ報知評論家・高木 豊)