◆春季高校野球埼玉大会▽決勝 浦和学院7ー2叡明(4日・県営大宮)

 浦和学院が強打を見せつけて快勝し、3年ぶり18回目の優勝を果たした。

 浦和学院は2回に落合隼飛捕手(3年)の2ランで先制。

3回にはプロ注目の藤井健翔三塁手(3年)が2試合連発となる一発を放ち、リードを広げた。8回にも玉木敬章左翼手(3年)の2ランで相手を突き放すことに成功。11安打7得点と着実に得点を重ねた。守備では先発のアンダースロー石川から5人の投手リレーで相手打線を2失点に抑えた。

 藤井は準決勝の川越東戦でも2発。両翼99メートルの球場などお構いなしに、持ち前の打棒を遺憾なく発揮した。

「神宮、センバツと優勝した横浜にも自分たちは負けていないと思っている」と打倒・横浜に名乗りを上げ、関東大会での対戦を熱望した。

 森大監督は「5試合で9本塁打はできすぎ。夏は全然違うので、基礎や凡事を徹底していく」と優勝に浮かれることなく気を引き締めた。

 敗れた叡明はノーシードながら初の決勝進出。7回に根本和真中堅手(3年)の2ランで一矢報いるも、初優勝とはならなかった。 両校は17日から茨城で開幕する関東大会に出場する。

(「報知高校野球」取材班)

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