◆米大リーグ ブレーブス3―10ドジャース(3日、米ジョージア州アトランタ=トゥルイストパーク)
ドジャースの佐々木朗希投手(23)が3日(日本時間4日)、敵地・ブレーブス戦に先発し、メジャー自己最多98球で5回を投げ、6安打4奪三振2四球3失点の内容でメジャー初勝利を挙げた。最速は96・7マイル(約155・6キロ)。
◇佐々木の一問一答は以下の通り。
―心境は。
「まずはホッとしてるというか。よかったなと、うれしい気持ちです」
―遅延の待機時間は?
「食事をとったり、あとはある程度のことは先に終わらせといて、急に始まることは聞いてたので、ルーティーンを済ませて、その後はぶらぶらしたり、ゆっくりしました」
―ナインからのお祝いは。
「すごく、いろんなものをかけられて。たくさんの人に『おめでとう』と言ってもらえて、すごくうれしかったです」
―5回を投げきった。
「今日は試合開始が遅れたり、明日も試合がある中ですごく大変な試合だったんですけど、その中で最低限の仕事はできたので、そこに関してはよかった」
―メジャーで直球は通用しているか。
「決して納得できてるわけではないですし、まだまだ普通にいいボールが投げられるなという気持ちの中で、その中でも他の球種を使ったり、あとはいいとこに投げれば、アウトはしっかり取れるのかなとは感じています」
―直球に納得しない理由としては、球速なのか、他の要素があるのか。
「全部の要素で足りてないのかなっていう感覚はあります」
―日付が変わって投げるのっていうのは、ご自身で初めてか。
「初めてです(笑)」
―珍しい形でのメジャー初勝利。
「初勝利も僕にとってはすごく思い出に残るというか、その中でも、こういった形で初勝利ができたことはすごく特別で、なかなか忘れることができないんじゃないかなと思います」
―5回のマウンドの心境は。
「点を取ってもらって失点する回が多かったので、何とかストライクゾーンで勝負していって、後はなるようになるかなと思っていたので、とにかく3つのアウトを取ることを集中して投げていました」
―5回2死で代わる可能性を考えたか。
「あの打者を出したら代えられるとかそういうことは頭にはなかったですけど、ただ援護してもらっている中で、なかなか締まらない投球だったのでそういう意味でもしっかり3人で終えて帰りたいなと思っていました」
―スライダーを多めに使ったのか。
「今日に関してはスプリットが特に思うように使えなかったので、そういった意味ではどうしても直球だけだともちろん打たれてしまうので、うまくスライダーを見せながら要所でフォークもゾーンに入れながら、どうにか交わしながらという形になったんですけど、そういった意味ではスライダーはカウントを取れたのでよかったかなと思います」
―7戦目で待望の初勝利。これまでの期間は。
「初勝利うんぬんの前になかなかチームに貢献できている感じもなかったので、最初の方は特に。そのなかでここ最近は最低限5回を投げられているとか、徐々に仕事としては、納得いっているものではないんですけど、できてきて、その中で今日は野手と後に投げた投手に試合をつくってもらって勝てた1勝なのかなと思います」