◆東京六大学野球春季リーグ戦第4週第2日▽立大0―3早大(4日・神宮)

 立大はわずか5安打で完封負け、勝ち点奪取を5日に持ち越した。先発の田中優飛(2年=仙台育英)は5回2死で降板。

法大戦では6回無失点と好投しており、この日勝てば2戦目の先発として定着できるかという試合だっただけに、悔いの残る結果となった。

 初回から苦しい場面が続いた。この日4安打の石郷岡大成(4年=早実)に中前打で出塁を許すと、続く小沢周平(4年=健大高崎)には2球目から4球連続のボール。後続を三併殺打に抑えて切り抜けたが、2回には田村康介(4年=早大学院)に高めの直球を振り抜かれ、被弾。その後の大内碧真(3年=浦和学院)の中前適時打もあり、この回2点を失った。5回には投手の宮城誇南(3年=浦和学院)への四球などで2死一、三塁とすると、小沢の右適時打で追加点を献上。無念の降板となった。

 打線も奮わなかった。前日には一挙3得点から劇的なサヨナラ勝ちを収めていたが、この試合では無得点と沈黙。4回には1死満塁のチャンスを作るも、桑垣秀野(4年=中京大中京)の二ゴロ併殺打で好機を逃した。木村泰雄監督(64)は「早めに勝負して、代打西川でもよかった」と後悔を口にした。

 勝ち点を争う勝負は3回戦に持ち越し。

早大はエース・伊藤樹の登板が見込まれる。中1日の絶対的右腕を攻略し、法大戦に続く勝ち点2を目指す。(北村 優衣)

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