【広島】新井貴浩監督、小園海斗を２０７試合ぶりにスタメンから外す「誰と戦っているのか見えない」
ベンチの小園海斗（左）（カメラ・渡辺　了文） 画像（1枚）

◆ＪＥＲＡセ・リーグ　広島９―４中日（４日・マツダスタジアム）

　快勝に貢献したナインを次々にたたえた広島・新井監督が、厳しい言葉も残した。珍しい選手への苦言。

今季初めて小園をスタメンから外し「最近、弱い姿が見受けられる。グラウンドに出たら、戦う対象は相手。誰と戦っているのか見えないから外した」と言い切った。

　過去１０試合、４１打数５安打と不振の３番。昨季も全試合スタメンの主力が２３年８月２０日以来、ＣＳを含めれば２０７試合ぶりに外れた。同年７月４日から続いた連続出場も２４１でストップ。指揮官は「調子とか休養で外れる選手じゃない」と成績ではなく、自身の調子に左右されるような姿を指摘した。

　小園は「また頑張ります」と悔しそうな表情。代わって３番に入ったファビアンは２安打２打点。三塁で初スタメンの山足も同点打を放った。ナインを競わせながら戦う新井監督。「キャンプの最初のミーティングで『弱い姿を見せたら外す』と全選手に言ってある」と聖域なき“荒療治”で勝率を５割に戻した。

（安藤　理）

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