◆パ・リーグ 楽天14―3オリックス(4日・楽天モバイル)
オリックス・東晃平投手(25)が、6日の日本ハム戦(京セラD)で今季初先発することが4日、確実となった。昨年8月に受けた右肘手術からの復活を目指す右腕。
この日の楽天戦(楽天モバイル)は、今季ワーストの14失点で大敗。4連勝を逃した岸田監督は「流れ的には苦しくなったけど、またあした頑張ります」と、すぐに先を見据えた。5日は本拠地の京セラDへ戻り、1ゲーム差に迫る2位・日本ハムと3連戦。初戦の九里からバトンを受け、エース・宮城へ渡すことになるのが、オリが誇る「負けない男」の東だ。日本ハムにも通算8試合で4勝2敗、防御率1・51の相性。段階を踏んで仕上げてきた。
育成出身のプロ8年目。3勝(4敗)の昨年は4月4日の西武戦(ベルーナD)でシーズン初勝利を挙げ、22年のデビューから先発だけで無傷の8連勝を飾った。手術明けの今季は「規定投球回と2ケタ勝利」と目標設定。右肘の経過を見守りながら、ウエスタンでは6試合(先発3度)に登板してきた。直近では4月26日の広島戦(マツダ)で先発。
広島戦で東とバッテリーを組んでいた森も、準備完了。3月12日の中日戦(バンテリンD)で右脇腹を負傷し、ウエスタンでは7試合に出場した。当初は4月中の1軍合流が見込まれたが、打撃面でさらに感覚を磨き上げることを重視。予定より調整期間を延ばし、満を持しての1軍となる。岸田監督もかねて2番構想を持つなど、大きな期待を寄せる存在だ。先発陣に欠かせない本格派と、説明不要な攻守の要。首位快走へ、強烈な追い風を吹かせる。