◆米大リーグ ブルワーズ4―0カブス(4日、米ウィスコンシン州ミルウォーキー=アメリカンファミリーフィールド)

 カブス・鈴木誠也外野手(30)が4日(日本時間5日)、敵地・ブルワーズ戦に「3番・指名打者」でスタメン出場し、4打数無安打に終わり、11打席連続安打なしとなった。先発した今永昇太投手(31)は6回途中4安打2失点と好投したが、一塁へのベースカバーへ走った際に左ハムストリングを痛めて緊急降板となるアクシデントに見舞われて2敗目(3勝)を喫した。

カブスは連勝が「3」で止まった。

 誠也は初回2死走者なしの1打席目に、先発右腕のペラルタと対戦してカウント2―2から内角高めの際どいコースの94・5マイル(約152・1キロ)直球を自信を持って見逃したがストライク判定で三振。苦笑いするしかなかった。3回無死一塁の2打席目は、カウント2―2から高めの直球に手が出て空振り三振。6回2死一塁の3打席目もカーブを振らされて3打席連続となる三振に倒れ、2日(同3日)の敵地・ブルワーズ戦から10打席連続無安打となった。

 先発した今永昇太投手(31)は、5回まで無失点の快投を見せていたが、両軍無得点の6回1死一、二塁でイエリチを一塁へのゴロに打ち取り、一塁へのベースカバーに走った際に左太もも裏付近を痛めて苦悶(くもん)の表情を見せると、そのままトレーナーらが駆け寄り緊急降板となるアクシデントに見舞われた。左ハムストリングを痛めた緊急登板となり、2番手右腕・メリーウェザーは2死一、三塁からの登板になったが暴投と2安打で4点を与えて先取点を献上。3連勝中のカブスは追いかける展開になった。

 4点を追う9回無死一、二塁のチャンスで迎えた4打席目は4番手右腕・メギルと対戦し、中飛に倒れて11打席連続無安打で打率は2割7分2厘となった。

 誠也は1日(同2日)の敵地・パイレーツ戦で昨季の新人王右腕で怪物とも言われるスキーンズからアーチを描くなど2打席連続弾。前日(3日=同4日)終了時点で9本塁打はトップと1本差のリーグ3位タイ、29打点もトップと4差の4位タイだった。

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