◆米大リーグ ブレーブス―ドジャース(4日、米ジョージア州アトランタ=トゥルイストパーク)

 ドジャース・大谷翔平投手(30)が4日(日本時間5日)、敵地・ブレーブス戦に「1番・DH」で先発出場。ロハスの1号ソロで1点差に迫った7回2死の第4打席は3番手左腕・リーから右中間への二塁打を放ち、2試合連続安打とした。

打球速度109・5マイル(約176・2キロ)。中堅・ハリスが必死のスライディングで抜けるのを食い止めた。

 ブ軍先発はB・エルダー投手(25)。大谷はこの日まで通算5打数2安打の打率4割、1本塁打、2打点と得意にしている。今季は4月2日(同3日)に本拠地で初対戦して2打数無安打だったが、今季初の“2日連発”の可能性もありそうだ。初回先頭の第1打席は見逃し三振に倒れたが、3回2死二塁の第2打席は四球を選んで2試合連続出塁としていた。

 5回2死で迎えた第3打席はわずかにフェンスオーバーとはならず、特大の中飛だった。飛距離は399フィート(約121・6メートル)。米データサイト「ベースボール・サバント」によると、本拠地・ドジャースタジアムなど全30球場のうち9球場だったら本塁打という当たりだった。

 前日3日(同4日)の同戦は大雨の影響で試合開始が3時間6分遅れた。現地時間午後7時15分開始のはずが、同10時21分と“真夜中”スタートとなったが、同11時5分の3回先頭でセンターへ8号決勝ソロ。同じ岩手出身の後輩・佐々木朗希投手(23)のメジャー初勝利をアシストするなど集中力を切らすことなく3安打の活躍を見せた。

 2日(同3日)からはアトランタ→マイアミ→アリゾナと続く今季最長の敵地10連戦がスタート。加えてまさかの“ミッドナイト試合”も味わった。3日の試合は日付をまたぎ、球場を出たのは4日(同5日)の午前2時過ぎだったが、疲れ知らずの打撃で魅了できるだろうか。

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