◆バレーボール ▽大同生命SVリーグ男子 チャンピオンシップ決勝第2戦 サントリー3ー0愛知(5日、千葉・ららアリーナ東京ベイ)
2戦先勝制のチャンピオンシップ(CS)第2戦が行われ、レギュラーシーズン(RS)2位のサントリーが同4位の愛知を3-0で下し、昨秋開幕したリーグの初代王者に輝いた。パリ五輪代表の高橋藍を擁するサントリーは、3日に東京・有明アリーナで行われた第1戦をフルセットで勝ち、2連勝で前身Vリーグからの2連覇、昨年12月の全日本選手権との2冠をつかんだ。
今季藍が加入したサントリーは、昨年10月に開幕した新リーグでRS1位の大阪Bに開幕2連敗したが、同12月の全日本選手権で14年ぶりの日本一に立った。リーグ再開後の今年2月の日鉄堺戦でフルセット勝ちしてから、RSを16連勝で締めくくり、同1位の大阪Bとは1勝差の2位で上位6チームのCSに進んだ。
CSではシードで準決勝から臨み、RSで2勝4敗と“苦手”としたRS3位の名古屋に先勝を許しながら、崖っぷちの状況から2連勝し、愛知との決勝に進出。3日の第1戦は愛知に先に2セットを連取され、藍は第3セット中盤にベンチに下げられた。第3セットを取り返すと、第4Sは相手のマッチポイントから粘って32―30で取り切った。2―2の第5セットも接戦となったが、26―24で奪い、3時間25分の激闘を制していた。
◆高橋藍 「やり切ったなという感じですし、皆さんの前で優勝できて本当に嬉しい気持ちです。やっている自分たちもすごく楽しくプレーできた。長いシーズンでしたけど、1戦1戦自分でも成長を感じながらできた。チームは世界一のチームを目指しているので、チャンピオンになれてうれしく思います」
◆チャンピオンシップ 2戦先勝制で行われ、1勝1敗の場合のみ第3戦を行う。RS上位6チームが進み、1位の大阪Bと2位のサントリーはシードで準決勝から臨んだ。準々決勝と準決勝はRSで上位チームのホームゲームで行い、決勝は5月3日に東京・有明アリーナでサントリーが3―2で勝利。