巨人の「１番・遊撃」奪取した泉口がプロ初の規定打席到達で打率リーグ４位に登場
３回１死二塁、右前安打を放つ泉口友汰（カメラ・小林　泰斗） 画像（1枚）

◆ＪＥＲＡ　セ・リーグ　巨人１ー１０阪神（５日・東京ドーム）

　泉口の力強い快音が響いた。両軍無得点の３回１死二塁。

カウント２―１から富田の内角低め１３６キロ直球を捉え、右前に運んだ。４試合連続安打で好機を拡大し、先制点につなげた。チームが大敗して「負けてしまったので、次勝てるように」と絞り出したが、現時点での規定打席にプロ２年目で初めて達し、打率３割６厘でリーグ４位に登場した。

　切り込み隊長として輝きを放っている。４月９日のＤｅＮＡ戦（横浜）で今季初スタメン出場すると、１号を含む２安打。そこから遊撃の座を奪取し、１３日の広島戦（マツダ）からは１番で起用され、１８試合中１５試合でＨランプをともしている。「準備が大事」と語る背番号３５が、開幕から課題となっていた１番に定着。大阪桐蔭、青学大、ＮＴＴ西日本と強豪を渡り歩いてきた男は勝利を求めて、打ち続ける。（宮内　孝太）

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